Pippo & Marco, Gioia di Papa'
TuttoSport6月24日版から:
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ピッポ&マルコ、パパの喜び

チェコ戦でゴールを決めたインザーギとマテラッツィのパパたちが語っています。





Q:
Signor Inzaghi、木曜日の午後17時42分にはどこにいらっしゃいましたか?

Papa Inzaghi:
パラダイスに。そして私の目からはただただ涙が流れていました。それを止めるすべは無かった。トンマーゾは私を眺め、ちょっと心配そうにしていました。そして私の妻Marinaに尋ねました。「おばあちゃん、なぜおじいちゃんは泣いてるの?」

Q:
トンマーゾというのは誰のことでしょう?

Papa':
フィリッポの甥です。シモーネとアレッシアの息子。5歳で、私たちの子犬。数日間だけ、私たちと一緒にMilano Marittimaで過ごしているのです。母親の許ローマへ連れ戻す前に。

Q:
まさか、甥っ子くんがカルチョをしないとはおっしゃらないですよね?

Papa':
しますよ、でも本当のことを言うと、あんまり必死にはやっていない。おそらく彼は、父親より母親のほうに似たのかもしれません。音楽を好きでいつも歌っています。この間の試合のあと、延々とInno di Mameli(イタリア国歌)を歌い続けてましたよ、3時間も。

Q:
それでは、カモラネージに(国歌の)レッスンをしてあげられますね。貴方の息子さんフィリッポのところへ向かわれると決められたときは、一緒にお連れになってください。

Papa':
月曜日に行きます。オーストラリア戦に間に合わせて。でも孫はおばあちゃんと一緒に家に残します。一人でKaiserslauternへ行きます。

Q:
一番最後に貴方の息子であるボンバーと会話したのは?

Papa':
イタリア・チェコ戦の主審が選手たちをロッカールームへ送った5分後に。彼の声は:「パパ、とんでもなく幸せだよ、でもごめん、今まだシャワー浴びなきゃいけないんだ、すごい汗かいて大変だ、風邪引いちゃう。」と。

Q:
フィリッポは完全主義者ですね。

Papa':
彼はプロフェッショナルです。グランデなプロ、そして、しばしば見ていてわかるように、カルチョの世界を汚しているネガティヴなことに侵されることは絶対無い。彼は15歳のとき、家の窓という窓のガラスをすべて割りながら「ゴール!」と叫んでいました。現在33歳、あの少年と全く同じ彼がここにいる。いまだに彼は私に告白するんですよ。一番の彼の幸福の源は、彼に対して人々が向けてくれる愛情だと。スタジアムでの彼への応援の声。そんな彼を私は信じている。

Q:
彼を信じているのは、貴方の息子だから。

Papa':
そういう理由では全然ありません。彼が彼の力で、彼自身に、他の者たちにそれを示しているからです。特に最近はそう。
誓って言いますが、このワールドカップを、フィリッポはとてもとても欲していた、目指していた。昼も夜もそのことを考えていた。あの厳しい故障で長いストップを余儀なくされていた間も。その力は脅威的なものでもありました。そう、彼の考え方というのはまさに脅威的という表現に値する。それを確かめるには、ミランのテクニカルスタッフに質問されるとよいですよ。貴方にこう答えるでしょう:「私たちがもしインザーギに4時間のトレーニングを要求したら、彼は6時間やる」と。

Q:
マニアックの一歩手前ともいえますが。

Papa':
私はそれを一貫性と真面目さと言いたいですね。その2つのクオリティが彼を人々の心の中に入り込ませた。彼自身がまさに望んだように。たとえば、昨日Bar(喫茶店)で皆TVを見ていたとき、フィリッポがジラルディーノに交代してピッチに上がる瞬間、そこにいた150人の客が立ち上がり拍手をし始めたのです。これは偶然ではないはずだ。いいですか、私は彼がゴールを決めたときのことを話しているのではない。彼がピッチに上がったときのことです。これは“愛”と呼び、フィリッポは、人々から愛されてるということを感じるために生きている。それは、プロフェッショナルとして、男として、カルチョの歴史にひとつのしるしを残したということです。特にそういう理由で、私と妻は幸せなのです。

Q:
では、オーストラリアで再び決めてくれることが望まれますね。

Papa':
すばらしいでしょうね。でもそれは望みすぎではないかと思う。彼にとって重要なことだった。先日電話で話したとき、ナーヴァスな様子でした。でも今は声が落ち着いています。すべての人に、自分はここにいるということを示したいと望んでいた。それが実現できた、260ゴール決めた今、これ以上誰にも彼の力を示す必要は無いでしょう。

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Q:
Signor Materazzi、貴方の息子さんが飛ぶこともできるとは、全く知りませんでした。

Materazzi Papa':
マルコがヘッドで決めたあの素晴らしいゴールのことをおっしゃってるんでしたら、あぁ、それならこう答えることができますね。私は息子の能力を絶対的にわかっていた。貴方が言われるように、飛ぶ力があるということをね。完璧なジャンプ、タイミング、あれが彼のスペシャルなんだ。

Q:
貴方は彼にとって2種類の立場をお持ちですね。父親としても、監督としても彼を判断できる。息子さんとお話になるときは、どちらのほうを好まれますか?

Papa':
言えるのは、その2つの間では試合にならないということ。つまり、最初に来るのは明らかに親の立場ということ。

Q:
とてもデリケートで厳しい職業(立場)。ところで、貴方とマルコの関係はどのようなものですか?お互いの気持ちの行き違いが語られていましたが。

Papa':
そうですね、非常に激しいものでした。もちろん、違う世代同士の衝突や決定的な性格の違いは、時に、フィーリングの問題を生むものだ。しかしそのギャップは容易に取り戻せる。時間とともに、そしてお互いの愛情で。

Q:
貴方の言葉の中に、父親としての大きな誇りが感じられますが。

Papa':
まだこれからも成長していけるものですよ。その可能性はある。しかし、私はサッカー選手としてのマルコ・マテラッツィのことを言っているのではない。男としてのマルコ・マテラッツィのことです。つまり私の息子を。人としての彼を、幾人か、いや多くの人がいつも悪人のように称していた。彼の血が起こしてしまったいくつかのつまらない出来事のために。大事なことは、彼はそれに対して立ち向かい戦い、それらに打ち勝ったということ。それが私にとっては誇りなのです。

Q:
ピッチの上では決して紳士とはいえなかったですね。

Papa':
それについてはこう言えます。間違っていると。カルチョを知らないものたちへ。データ本を開いてみればわかる、私の息子が酷い選手なのかどうかということを。おそらく、記憶が正しければ、彼はキャリアの中でほんの少ししか退場処分やイエローを受けていない。

Q:
ではせめて、粗暴なディフェンソーレであると言いましょう。

Papa':
それはまさしく、ディフェンソーレとしてブラボーであるということですね。Sergio Brioのようにハイクラスで自然なポジショニングセンスを持っている。もし、比較する相手を探すならの話ですが。

Q:
Brioも、実際に、同じようにヘッドで決めていましたね。マルコがチェコに対して決めたような。

Papa':
彼、私の息子のことですが、ヘッドで決めるのに、ただジャンプが他の者より高くてブラボーなのではない。足でだって上手いのだ。特に、細かく言うと左のポゼッションとポテンシャルでは、素晴らしかった時代のミハイロヴィッチを彷彿させる。私の説明がおわかりになるかな?

Q:
よくわかりますよ、Signor Materazzi。そして貴方は仕事としての解釈の仕方をしておられるように思います。これは、もしかしたら、ネスタ無しでも私たちのナショナルチームは穏やかな眠りにつけるという意味でしょうか?マルコがいるということで。

Papa':
私はネスタへエールを送ります。同じ事をきっとマルコもしたはずだ。何故なら、誰だって、同僚の不幸を望んだりはしない。私が言えるのは、誰がプレイしても、Azzurriのディフェンスには問題が無いということ。

Q:
あの(マテラッツィの)パフォーマンスのあと、話をされましたか?

Papa':
もちろん。夜8時ごろでした。私に言いましたよ:パパ、僕は自分のために、チームメイトたちのために、そしてイタリアの人たちのために幸せだ。と。

Q:
貴方にとっては、Signor Materazzi、あれだけ悪評を轟かせていたマルコがグランデな活躍を再びできたことの秘密はどこにあるのでしょうか。特に心理的に。

Papa':
家族。間違う恐れもなく私はそう言える。彼の妻、ダニエラとすばらしい3人の子供たち。よく聞いてください。彼らは多くのイタリア人と同じでまったくごく普通の家族だ。この大きな愛という雲に包まれて、彼は幸せなオアシスを見つけ、生まれ変わったのだ。
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by celeste13zefiro | 2006-06-25 07:39 | Mondiale2006
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