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Panorama, Maldini記事1
Panorama誌から、マルディーニ・インタビュー記事。
途中まで訳しました。
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タイトル:マルディーニ、すべてを敵に






「年を取りつつあるしるし? 摩滅してしまい僕を苦しめ続ける膝の軟骨、そして褐色の髪の間に3本4本と目立ってきている白髪。でも僕はパパ・チェーザレのように染めたりはしない。」
楽しそうに笑うのはパオロ・マルディーニ、38歳。ミランのバンディエラ。このMagliaで1985年、16歳にしてセリエAデビュー。ここ20年間のカンピオナートの変遷を語るのに、彼ほど適した人はいない。プラティニ、マラドーナからカカ’、アドリアーノの時代まで。
彼はAで524試合以上出場、勝利してきたのは7スクデット、4チャンピョンズリーグ、2インテルコンティネンターレ:彼は15年間、誰よりも長くナショナルチームでプレイしてきた。現在地上最強のディフェンソーレとみなされている;彼はもう少しのところでバロンドールにたどり着かず、そしてワールドカップを勝利していない。彼に唯一欠けているトロフィー。

「7月のベルリンの勝利のあと、世界中のあらゆるところから僕へお祝いの電話が来た。まるで僕があのピッチへ立っていたかのように。でも残念ながら、決勝の日僕はマイアミ(彼は1991年からヴァカンスをかの地で過ごしている)のホテルで、サンダルを履いていた。あの経験を実感できないことは残念だった。」

今、彼は静かに、そして頑固に今までどおりのトレーニングを行っている。彼の最後のカンピオナートを迎える準備として。
そしてPanoramaに、彼のカルチョの世界での将来を告白する。

Q:
では、今シーズン終了後にシューズを壁に掛ける(引退)というのは本当ですか?

Maldini:
そう思っています。どちらにしても、決定は5月に下します。膝の状態がどうか様子を見て、痛みが無ければ考えを変えるかもしれない。


Q:
貴方のお友達クリスティアン・ヴィエリのように、ボーナス(ゴールごとに賞金制)でプレイすることを受け入れることはありませんか?

M:
僕はしない。たとえ僕たちは友達であっても、お互い物事の考え方は随分違っている。


Q:
キャリアを終えたら監督をされますか?

M:
監督は決して。


Q:
クラブ役員?3ヶ国語をきっちり話し、世界中に知られたカンピオーネである貴方は、カルチョ・イタリアーノの大使をされるというのは?他のFuoriclasseたちのように。ペレからプラティニ、ベッケンバウアーというような。

M:
現在考えているところです:状況によります。重要なのは、ある確固たる理論の下で仕事をするということです。貴方に喩えを挙げましょう:ミシェル・プラティニは常に自分の考えていることを発言する人物とみなされていた、しかし今は他人が考えしゃべることを彼は発言している。彼の言葉を僕が気に入ったことは一度も無い。
どちらにしても、僕のナショナルチーム、Maglia Azzurraとの関係は開いています:僕たちはイタリアだ。誰に対しても劣等感を抱く必要は無い。


Q:
私たち(イタリア)は、あるべきリスペクトを受けていないと思われますか?

M:
僕が実に不快を覚えたのは、ベルリンでFIFAがイタリアに示した態度。Joseph Blatter会長は僕たちへ表彰をすることを望まなかった。これはスキャンダルであり、それに対してイタリアサッカー協会は何の行動もしていない。このようなこと、僕は見たことが無い。それだけではありません。あの人物は、チャンスさえあれば僕たちのカルチョを悪く言うし、(問題は)まだまだある。この態度が、僕たちは過去にもっと勝利できていたであろうことをわからせるものとなっています。


Q:
何故、私たちの価値は低いのでしょう。貴方はどう思われますか?

M:
政治の問題ですね:それを決める場所に僕たちはいない(参加できない)。ブラッターの態度がそれを証明しています。


Q:
立場を取り戻すために、Legaの会長Antonio Matarreseのように、一歩下がることが必要でしょうか?

M:
Legaはほとんど関係がありません。イタリアサッカー協会が、世界チャンピョンの協会としての態度を取ることです。存在を示さなければ。


Q:
今年のシーズンは、初めてユヴェントゥス無しのカンピオナートになります。貴方は小さい頃からビアンコネーロ(ユーヴェ)のTifosoでらしたけれど、寂しさは感じられますか?

M:
僕はとても小さかったんですよ(笑う)。どちらにしても、ライバル意識はあるものの、来年にはユーヴェが再びAに戻ることを願っています。カルチョにはビアンコネーロが必要だ。


Q:
トリノのチーム(ユーヴェ)だけが、(カルチョ問題の)代償を払ったとは思われませんか?

M:
そのようには思いません。罪の責任の重さによって、裁定に段階が分かれることが正しいと考えています:盗聴の内容を読みましたが、それには非情に苛立ちを覚えました。僕は無邪気かもしれないが、カルチョの世界の中で、手綱を引かれている場所にはいないと思っていた。しかし、この数年、事はそう運んでいなかったようだ。僕のチームが30ポイントのペナリティを科されるのは、何かこちらのものを奪われたような感覚です。


Q:
盗聴の内容が公開されることに関してはどう思われますか?

M:
プライベートの会話まで公開するのはスキャンダラスだと思います。


Q:
インテルがスクデットを獲得したのは正しかったと?

M:
捜査によって罪が無いことがわかったのなら、それが正しいでしょう。


Q:
貴方はこのような形でスクデットを受け取りますか?

M:
君たちにやるというのなら、もらえばよい。インテリスタたちは、そう激しく祝ってはいなかったと思いますね。ピッチで勝利するのとは違いますから。


Q:
Nerazzurri(インテル)は、次のカンピオナート優勝候補でしょうか?

M:
彼らは素晴らしい(メルカート)獲得をしています。僕たちより8ポイント上からスタートするし、そういう理由では彼らが候補でしょう。でも僕に言わせると、ミランより優れた機能を持っていない。最後に彼らが勝つとは限らない。


Q:
ヨーロッパでは、バルセロナでしょうか、Fabio Capelloのレアル・マドリッドでしょうか?

M:
バルセロナのほうが強いでしょう。


Q:
貴方のことは、すべての者が賞賛します。欠けているのは「すぐに(マルディーニを)聖人に」という宣言くらいでしょう:貴方にも敵というものは存在しますか?

M:
他の皆と同じに。しかしカルチョのそれは、一時的なものです。たとえばNicola Bertiは僕の仲の良い友人だった。しかし3年間お互い全然口をきかなかった。何故なのかさえわからない。でも、デルビーがすべての理由を明らかにした。


Q:
カペッロとも、トラブルがありましたね:ドン・ファビオは、ロッカールームを潰す人物・・・

M:
僕たちは喧嘩をしました。これは秘密でもない。ミランの最低の年、僕たちが11位にまで落ちたとき、お互いの考えが一致せず、仲たがいが生じた。彼とは激しい口論をしました。が、彼のクオリティの一つはそれをすぐ忘れることにある。

Q:
マラドーナを除いて、どの選手がピッチで貴方を一番苦しめましたか?

M:
イングランド人のChris Waddle。マルセイユでプレイしていたとき、3度対戦して3度とも僕は苦労させられました。彼を止めるのは本当に難しかった・・・僕が思うには、彼は自分の持っていたポテンシャルより低いキャリアだった。または、もしかしたら苦しめられたのは僕だけだったかも・・・(微笑)。


Q:
マルセイユを引き出されましたね:では、元マルセイユの選手が、1993年にミランと対戦したチャンピョンズ決勝は、ドーピングをやっていたと告白しました。

M:
わかりませんね、僕たちはあの日、彼らよりいい試合をしました。もちろん、あの頃彼らは問題を抱えていて、あんまりクリーンなイメージは持っていなかった。おそらく、捜査は深いところまで進まなかったのでしょう。


Q:
2005年のチャンピョンズ決勝、リヴァプール戦で、前半終了後貴方たちが早々と祭りを始めていたというのは本当ですか?

M:
Redsの選手が作り上げたくだらない話です。いったい何を根拠としているのかわからない。実に、もし僕たちが花火を点け始めていたとしても=していなかったが=彼らにはそれを聞くことも見ることもできなかったはずだ。何故なら、両チームのロッカールームは50~100メートル離れていたんだから。
実際は、ハーフタイムのとき僕たちは非情にナーヴァスになっていた:3点リードしていても、監督のCarlo Ancelottiは僕たちを落ち着かせるために声を上げる必要があったんだ。


つづく・・・Panorama、Maldini記事2

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by celeste13zefiro | 2006-09-15 07:55 | MILAN
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