Il Nuovo Calcio: INZAGHI記事
先日記事画像(Gallery)だけご紹介してあったスポーツマニュアル雑誌 Il Nuovo Calcioのインザーギ記事。
タイトル「Goool」 これ、改めて読んでみると半分近くが同僚(ピルロ)やトレーナー(Tognaccini)がインザーギを語っているもので、全部訳すのにはけっこう時間を取られそうなので、インザーギのインタビュー部分だけ、取り上げました。
残りは、もしかしたら後日。

記者はCesare Barbieri
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=皆が言ったんだ:2ヶ月もAnversaで、一人で、いったいどうやってたんだ?って。僕の中ではずっと考え続けてた。“今やってることは全部普通のことなんだ、僕は全然一人じゃない”って:僕と一緒にあったのは、またプレイに戻るという欲求、ゴールを決めるという気持ち。
僕はカルチャトーレであり続けたかった。これが唯一僕に興味あることだった。そして今、その後に僕に起こったことすべてを思うと・・・

Q:
ワールドカップタイトル、チェコ戦で決めたゴール・・・

Inzaghi:
もし諦めていれば、僕はあの素晴らしいアドヴェンチャーを経験することはできなかっただろう。でも僕は僕自身を信じて、ミランで重要なゴールを決め、リッピは僕を呼んだ。ナショナルチームからは2年も離れていたというのに。


Q:
君のトレーナーと話していると、なんともすごい発見をしたんだけれど。たとえば:試合中君はCentrocampista(MF)と同じくらい走り続ける。

I:
わかってる。大勢が、僕にボールがたどり着いた時だけ僕のことに気がつくんだ。インザーギはゴールに向かうためにボールを待ってるだけだと思ってる者もいる。それは違う、僕はダッシュし続け、敵をプッシュし続け、そういうやり方で相手をへとへとにさせ、一瞬でも僕を見失ったら・・・それに、素晴らしいCentrocampistaたちとプレイしてると、ゴールするのに理想的な形でボールがやってくるんだ。君にはデータを一つ追加するよ:僕は試合中に90回ほどのスタートダッシュしているって。そう見えない?


Q:
Tognacciniは、君がマラソンランナーの特質を持っていると言っている。

I:
小さい頃からクロスカントリーでは抜きん出ていたんだ。特別な体は持っていない、がっちりと偉丈夫でもない。でも、幾度かの故障はあるとしても長年トップクラスにい続けてるってことは、それなりの理由があるんだろう。
僕は自分のクオリティを知っている、真剣にトレーニングできるようにすべてを尽くす。特に、僕にとって何が必要かを知るためにどのようなトレーニングをしたらいいかを把握したい。僕のアスリートとしてのコンディションを調整する人たちとはすごく会話をする:もし痛みを感じたらそれを伝え、もし調子がよければそれも言う。時に、コンディションがトップにたどり着くために、間違いを多く犯してきたこともある。小さな罪もいろいろ。すべてそれは僕の仕事への愛のため。成長し、最高の力を出すため。


Q:
ゴールを決めてないとき、どう感じる?

I:
今や僕は学んだんだ、ボールに触れればゴールになる時期もあれば、何をやっても駄目なときもある、そのどちらとも共存することを覚えた。たとえば、アスコリ戦のボール、うまくマークをはずし、コントロールし、シュートを決めたと思ったらボールは弾かれた。リヨン戦では、ボールを掴み、ゴールに入れた。同じ網で同じやり方で。


Q:
特に思い出に残る(大事に思っている)ゴールは?

I:
Ajax戦の3つ目のゴール、Tomassonと一緒に分け合いたい。ロスタイムに決めたあれでチャンピョンズのセミファイナルに進出し、マンチェスターで優勝した。Tifosiはしょっちゅうそれを思い出させてくれるし、San Siroの怒号はまだ僕の耳に残ってる。人は、勝利に導いてくれたゴールを大切に思っている。でも僕は、自分が決めたゴールは全部大事だ。La CorunaでDeportivo相手に決めた3つのゴール、あれでAltobelliの記録を越えた。


Q:
ベルガモでのゴールの数々も!

I:
もちろん。あれで僕は23歳にしてCapoCannoniereになった・・・


Q:
ラツィオ戦のを覚えてる?

I:
エリア外から蹴って、Orsiの前に来たときに方向が変わってゴールになったあれ?

Q:
私はRAIの番組で“C siamo”という、Serie Cのための番組を録画していたんだ。そしてある日、そこに一人の若者を発見した・・・

I:
僕もあれをいつも録画していたよ、なんとLeffeに行く前から。Bortolo Muttiがベンチ(監督)だった。あの年で覚えてるのは、何試合かの後チームメイトたちが監督に「あいつは(試合で)行ける」と言ったんだけど、Muttiは全然取り合わなかった。3ヶ月、点滴からしずくが落ちるのを見るようにピッチを眺めてた。ちょっといろいろあって、僕をシエナ戦に入れた。僕は勝利のゴールを決めた。その次の週に僕は考える:「今度は僕の番だ」 ところが、そうではなかった。またベンチ。人生にとって重要な授業だった。
シーズン後半には、僕をBに導いたゴールがどんどんやってきた。で、僕が何故Veronaを選んだかわかる?もっと他にも強気なクラブがあっただろうに。それはMuttiがいたからだ。彼とCagniには本当に世話になった。優秀な監督で、素晴らしい人物だ。


Q:
君はすべてのディフェンソーレの長所も短所も知ってると言われている。

I:
もちろん。これは僕の仕事のうち。選手にスピードがあるか無いか、先立つタイプか、待って受けるタイプか、右と左どちらに入ったほうがいいか、これらは本質的なことだ。カルチョは僕の人生なんだ。強烈なパッション、これは僕が少年だった頃からずっと僕の傍にい続けてる。
君に言ってもいい?これはもし僕がプレイをしていなくても、わかっているって。


Q:
なんと素晴らしい。誰がそう考えるだろうか、インザーギ、ゴールエリアのアッタッカンテが、外で見ると・・・

I:
違う・・・それはわかるよ。僕をピッチで見る者は、僕が煩いやつだと思う、何故って僕は主審に抗議はするわ、線審のやり方を嘆くわ、ディフェンソーレと話はするわ・・・ところが、本当のPippo Inzaghiは、君の目の前に座っているこれ。


Q:
プロフェッショナルの鏡、インテリジェンスな青年。

I:
ありがとう、お褒めの言葉は嬉しいものです。
ウォーミングアップより以前に行うことをとても注意している、食事にも気をつける。甘いものを我慢して、夜は出来るだけ外出しないようにする。もし遅く帰宅することになったら、翌朝自責の念に駆られるし、調子はよくない。
僕は、カルチャトーレを専門職として、こう考えているんだ。すべての観点から(カルチョのために)そう生きなければならないと。もちろん、夏に合宿が始まる前は友人たちと遅くまで楽しむこともある、ディスコにも行く・・・でもこれは、普通のことだと思う。


Q:
20:30開始の試合の日は、その夜はどんなふう?

I:
テリブル(最悪)、少ししか眠れない。体に残ってるアドレナリンが僕に目を閉じさせてくれない。何か読んだり、映画観たり、2時過ぎにやっと眠くなったり、でも僕はそれだと焦るんだ、これはいい形の休み方じゃないって。翌朝僕は早く目が覚める、たとえば7時とか。そしたら僕は外にランニングに行くんだ。20分ほど軽く走って、ストレッチングをする、そうすれば僕の調子がいいように感じる。


Q:
食事は?

I:
試合が終わったら、シャワーを浴びたあとロッカールームで僕たちはすぐ暖かいパスタを食べる。炭水化物を補給するために。プロテインはもっと後でもいいから。でもロッカールームでのパスタは、ミランの秘密だ。


Q:
Pippoはどこにボールが欲しい?

I:
InzaghiはPrimo Palo(ポールに向かって)に行く、道を歩いてたって皆が僕にそう言う・・・


Q:
ボールを持っているチームメイトによって、君の動きは変わる。

I:
もちろん。もしセルジーニョ上がってきたら彼を見て、彼がボールを放ってきたら僕はポールに向かう:もしマルディーニが上がってきたら、彼は強く蹴るから真ん中に入る。全部、ゴールを最後に決めるための動きだ。


Q:
ディフェンソーレとの戦いに勝つために、その選手に寄りかかるっていう方法は誰が教えたの?

I:
この素質は持って生まれたかそうでないかの違い。あとはそれを磨くだけ。「こっちへ来い、動きを見せてやるから」なんて教えてくれた監督はいない。僕が、こういう動きをしたかったんだ・・・確かに、寄りかかってボールを受ければ、回転しやすいよね・・・


Q:
Inzaghi少年って、どうだったの?

I:
ゴールを決められなければしょぼんとしてた、顔見てすぐわかる僕の感情。


Q:
ディフェンソーレたちは君を交わすためにすべてを尽くすだろう。では君は、誰と戦いたくない?

I:
いや~、僕は誰とでも喜んで戦うよ。でも(名を挙げるとすれば)、Cannavaro、Samuel、Cordoba、Materazzi、Nestaがラツィオにいた時、僕が他のMagliaを着てたときのMaldini、彼らとは決闘になる。TerryとFerinandと対戦したことは一度も無いんだ。いつか相対してみたい。できれば今年、アテネでのチャンピョンズ決勝で。

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このジャーナリストは、ピッポ大ファンなんでしょうか。読んでて笑いがこぼれてしょーがないんですが。
んでもって、彼のインタビューは毎回楽しいけれど、相変わらず突っ込みどころも満載。
それと、昔はSerie Cを取り扱う番組があったんですね。これ、またやってほしいなぁ、これが、イタリアのサッカーを育てることにも繋がると思うけど。
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by celeste13zefiro | 2006-11-20 03:53 | MILAN
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