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33歳、漢 語る
ミランのニュースは全然無し(隠してるなっ)で、ネスタの肩もディダの契約その他諸々どれもマスコミの憶測ばかりが飛び交っているので、今日は方向を変えて(いやよくやるけど・・・)。
絶好調チームのひとつ、大勢のサッカー人に「現在ヨーロッパで最もスペクタクルなゲームをする」と評されているローマ。Corriere dello Sportが、パヌッチのインタビュー記事を掲載しています。
雰囲気で、私の好きな選手たちの一人なので、今日はこれをご紹介。
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ローマ、俺にとっては最高

Q:
Christian Panucci、Triestina戦で休んでから、ローマの9日目の決定的な試合の準備はできていますか?

Panucci:
打撲が治まるのを待たなきゃならなかったんだ、たいしたことではないが。土曜のAtalantaとの試合の後、足の縫合を抜くことになっている。この状態で数試合戦ってたんだ。


Q:
Spallettiは、貴方達Triestina戦に出場しなかった選手が全員Tribunaにいたことを喜んでいました。

P:
彼は普通のことを要求してくる、そしてこれは世界で最も当たり前のことだ。俺はいつもそうしてきた、プレイできないときもスタジアムには必ず行く。


Q:
貴方はAtalanta戦でのイエローで累積の5人のうちに入り、デルビーに出場できない可能性がありますが、どうお考えですか?

P:
こういうリスクはあるものだ、だから俺たちはインテリジェンスの限りを尽くしてプレイしなければ。皆警告をもらわず(デルビーに)出場できることを願ってる。


Q:
デルビーは決して欠かせない試合のひとつ。貴方はローマに来てから負けたのはたったの一度だけ・・・

P:
そうだ。デルビーは俺にはとても大事な試合。でも、俺はすべての日曜の試合に出たいんだ。ポイントはいつも同じく3、でもあのどデカい聴衆は、俺たちに何かもっと力をくれるんだ。そしてローマのそれは、本当にスペシャル。


Q:
貴方をよく知る者も納得していますが、貴方の今までのキャリアでも、これほどいいプレイをみせたことは無い。

P:
俺は常にすべてを出す。この数年は、精神的にも体力的にも状態がいいんだ。でも人は忘れてはいけない、俺はSerieAで1年プレイしただけで19歳にしてミランにいたんだ。
とにかくこのところの自分のプレイはかなり嬉しいものだよ。自分のやっていることに満足している。


Q:
33歳にして二度目の青春を送っている。

P:
頭(精神)の状態がいいというのは本質的なことだ。俺はキャリアを出来る限り長く、いいプレイを強い欲望を持って続けたいと願っている。もしもっとトレーニングが必要なら、それをやる。自分のコントロールが必要なら、もちろんそれもだ。でも自分がこれ以上やれないと感じたときは、迷わずやめる。


Q:
コスタクルタのように40歳まで続けることを考えていますか?

P:
元気だったら、そして俺に契約をしてくれる人がいたら、リミットは無い。
コスタクルタは41歳でまだプレイしている。俺は彼と同じ学校(テクニック)をやってきた。


Q:
15年の非常に高いレベルでのプレイの後、スピリッツは変わりませんか?

P:
なんか少しでも妙な感触が体にあったら監督に冗談で言うんだ:「これは余震だ」って。でも終点というのは誰にも訪れるものだ。俺は確実にここで(キャリアを)終えるだろう、ローマは俺の心に深く入り込んだと強く感じるんだ。でももし状態が良くないと感じたら、俺自身が最初に俺を外す。Real、Milan、Interで、俺は4年の契約を破いてきた、荷物をまとめて一からやり直す、いつもそうしてきた。もし何か問題があったら、俺は自分で出て行く。でも、今ローマは俺にとって最高だ。ここはとてもうまくいってる。クラブとも監督、仲間たち、ファンたちとも最高な関係だ。俺はしゃべるのがあまり好きではない、でも、思っていない言葉は決して言わない。


Q:
Genoaでキャリアを終えると考えたことは一度もありませんか?貴方がスタートした場所。

P:
過去には、そういう希望を表したことがあった。でも今自分がいるところは居心地がいい。俺にとっては、ローマに残ることが正しいと思う。Genovaは出発した列車で、それはまだ止まっていない。人生物事を忘れちゃいかん、俺は全部覚えてるんだ、良くも悪くも。


Q:
ゴールを決めた時、キッスをTribunaに送るのは貴方の心の女性のためではないですね、それは息子さんへ?お母さんへ?

P:
俺の息子は俺の大きな愛だ。俺の人生はあいつのためにある。Catania戦で2ゴールした後電話で話したら、とっても喜んでて、それが俺にとっては何よりも喜びなんだ。出来る限りよい形で育てていかなければならないと重い責任を感じている。俺は人生で2つの基点を持っている。ローマと、息子だ。今シングルに戻った俺は、できるだけあいつと一緒に過ごしてやるようにしてる。今Juan(息子の名)は6歳、Tenerife(確かスペイン)で生まれたが、9ヶ月のときからここに住み、今はロマーノ(ローマ弁)をしゃべる。あいつの友達は皆ここにいる。俺がカルチョを止めた後も、俺たちはローマに住むつもりだ。俺の将来の仕事が俺を全く違う場所へ連れて行かないかぎり。あいつをカルチョ・スクールに連れて行く、でも無理強いはしないだろう。あいつがそれで幸せかどうかを見守り続ける、俺の親父のような郵便配達人になると決めたとしても、それもいい。あいつには可能な限りの幸福を願っている。でも人生は必ず思ったとおりにはならない、幸福も、自分から手に入れるものだ。


Q:
Interは、テーブルの上でのスクデットを獲得しました。それで正しかったのでしょうか?

P:
一人がイカサマをやって罰を受けたら、他の勝者っていうのが出てくるんだ。ジャッジが(Interの)前にいる者を排除したら、スクデットがInterの手に渡ることは全く悪いことではない。すべてのスポーツに起きることだ。マラソンで1位のやつが近道して失格したら、勝利は2位のやつにいくってことだ。


Q:
カンナヴァーロはバロンドール、正しいことでしょうか?

P:
ファビオにはお祝いを言う。あいつは素晴らしいワールドカップを見せた。もし、決して(バロンドールを)勝ち取ることの無かったバレージのことを思うとしたら、彼は俺にとって宇宙人だったんだ。他のディフェンソーレがバロンドールを受賞するってのは、イメージするのが難しいな。


Q:
ここ2試合で3ゴール、アッタッカンテのレベル。

P:
俺はすべてを尽くした。これは俺の年間アベレージだ。GenovaでのはFW並みのゴールだった、それが俺には大きな満足だった。今年が本当にスペシャルな年で、俺が3ゴールで止まらないように祈ってる・・・


Q:
Nazionale:もしドナドーニが貴方を呼んだら、戻りますか?

P:
長い目で考えなければならない問題だ。俺がワールドカップを逃した理由は皆が知っていること。2人の右サイドバックが一度もプレイせず、それはザンブロッタが右へ移動したからだ。誰が35歳3ヶ月で欧州選手権を保証できる?もし長い目での見込みが無ければ、俺はこのままでもいい。もうすぐ34歳で、俺はこれまでやってきたことを満足することができる。ドナドーニは友達だ、彼と一緒にプレイもした、良識ある人間で、礼儀を知っている。彼が欧州選手権を勝ち取ることを願っているよ。もし俺の手を借りたいのなら、俺の携帯番号、彼は持っている。

Q:
Marassiでのトッティのゴール。あれは彼の最も美しいゴール?

P:
最も美しいもののひとつ。素晴らしいテクニックを披露した。あいつのようにボールを蹴ることができるのは世界にも少ない。言うならロナウジーニョやカカ’くらいかな。俺たちの幸福は、フランチェスコのようなカンピオーネと一緒にプレイできることだ。あいつの幸せは、あいつのために一生懸命働くチームがあるということ。


Q:
貴方のローマを話してください。

P:
Castelliに住んでいる。息子と一緒に、そして俺の友人たちと。ローマでは落ち着いて過ごしているし、ここを離れる気は無い、何故ならまだあちこち見て(観光して)ないんだ・・・


Q:
今シーズン貴方たちの目標は?

P:
Interは彼らの仕事をし、俺たちもそうしている。ChievoとAscoliの引き分けが無ければ、俺たちもあの場所にいた。Interがこのペースで進むかどうか、様子をみるっていうところだ。
後悔はひとつだけ。チャンピョンズリーグを早く決めておくべきだった。2度のマッチポイントを利用できなかった。俺たちのせいだ、俺たちはもっと成長していかなければ。でもチームは目標をよく把握している。俺たちはカンピオナートを強く狙っている。最後の最後まで踊り続けるつもりだ。首位のチームとの距離を縮めるよう努力するだけだ。チームはずいぶん育ってきて、プレイを楽しんでいる。かつてあったようなテンションはもう無い。あの頃は、俺たちは送迎バスで、負けるのを恐れながらスタジアムに向かっていた。今俺たちは大きな自信を持っている、普段積んでいる仕事がもたらすものだ。

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うわ~~。彼は、奥さんと別れていたんですね・・・
んでもって、私は「父子の愛」てのに弱いんですよ~~。

昔から知ってるわけじゃないし、私が見たほんの数年だけでも、決して完璧じゃないわ妙に頑固野郎で、なんかちょくちょくトラブルの香りを見せてますけど、彼のいいところは、「媚びない」性格。
by celeste13zefiro | 2006-12-02 08:12 | CALCIO
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