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Coppaその後
7月7日のSportweek、先にお知らせしたように、「ワールドカップ2006から一年・スペシャル」です。
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選手たちに、「ワールドカップ優勝で、何が変わったか」を質問。

ミランを中心に、あと面白い発言の選手とか、だいたいピックアップしてみた。

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Coppaは人生を変える。そう、でもどのように? どのくらい?
それぞれが1年のシーズンを締めくくった今、改めて彼らの「Coppaその後」を訊いてみる。


1 Buffon
(ユーヴェでA昇格)
僕には何も変わっていない、特に、これは内面的な幸せだった。でも、今の自分はより穏やかで、自由な気持ちになったということも言わなければならない。それはピッチでも、外でも。
人々との関係は、より自分へのリスペクトを感じる:道を歩けば人は僕を呼び止めるのは前と同じ、でも今は、彼らが僕に、イタリアへプレゼントした喜びに対して感謝してくれるんだ。


2 Zaccardo
(パレルモ、カンピオナート6位・Coppa UEFA出場権獲得)
個人的には、僕の人生はすべて変わった:夏が終わったあとで僕には恋人ができた。そして、来る12月には男の子が生まれる予定だ。名前はCristian juniorと呼びたい・・・(ザッカルドの名前がCristianなのだ)。
プロフェッショナルな部分では、自分自身への信頼度が上がった。より成熟したし、より全体的な実力が上がり頭のほうも強くなったと思う。ゴール数が増えたのも、偶然の結果ではないだろう(実に、カンピオナート5、UEFA1のゴールを決めている)。
人々にも覚えられるようになった。もちろんそれには、アメリカ戦でのオウンゴールの記憶が残っていたりするのにしても。


4 De Rossi
(ローマ、カンピオナート2位・Coppa Italia優勝)
ワールドカップは自分にとって一つの大きな分岐点になった。いろいろ起こったことのすべて(対アメリカ戦で相手選手へ肘鉄&一発退場処分)は勉強になった。言動も以前より成長したと思う。相手に危険な動きや大げさな抗議はしないように努めている。ベルリンの勝利で、人々の僕への尊敬が感じられる。これが自分自身への安定を高めたし、そしてローマにも効果を発揮しているだろう。


5 Cannavaro
(レアル・マドリッド、スペインリーグ優勝)
ワールドカップは僕にいくつものプレミアムをもたらした。
レアル?それは別の意味でたどり着いたものだ。


6 Barzagli
(パレルモ、カンピオナート6位・Coppa UEFA出場権獲得)
すべてが変わった。たとえを言うと:僕の家の前の通りには「Campione del Mondo」と書かれた、で、それが今でもそこに残っている。それまでは誰も僕を知らなかったんだ。今は皆が握手を求めてくる。パレルモで、どれだけの数コーヒーをおごってもらったかしらない。夕食の招待もね。


8 Gattuso
(ミラン、カンピオナート4位・チャンピョンズリーグ優勝)
何かが変わったって気づいたのは、俺のカラブリアのVillaの木の上にパパラッツィがよじ登ってるのを発見したときだ。


9 Toni
(フィオレンティーナ、カンピオナート6位でCoppa UEFA出場権獲得、来シーズンからバイエルンでプレイ)
ドイツでの経験とワールドカップの勝利は、僕に「緊迫しているとき、よりその圧力に耐える力」を教えてくれた。人々との関係は変わった。フィレンツェでは僕はとても大切にしてもらった。TVへもしばしば出演するようになった。Lotto(スポンサー)とも契約した。


10 Totti
(ローマ、カンピオナート2位・Coppa Italia優勝)
ワールドカップは、そんなに俺の人生を変えてない。いつも注目を浴びるのには慣れた生活をしているから、Coppaのおかげで“知名度が上がった”ってことは無い。
でも、その感覚はすげーいいもんだ・・・


12 Peruzzi
(ラツィオ、カンピオナート3位)
俺にとって何が変わったって? すべてとも全然とも言える。
すべて、それは今年でカルチョを引退したから。何も、それは、結局のところ自分は今までと変わらないと思うから。
ドイツの経験は素晴らしいものだった。輝かしい偉大な勝利、それを半分主役として達成することができたのは忘れられない。たとえずっとベンチにいたとしても。


13 Nesta
(ミラン、カンピオナート4位・チャンピョンズリーグ優勝)
今年僕は結婚した、だから人生はちょっと変わった・・・ていうのは冗談だけど、過去との変化はそう感じない。
すばらしい冒険だったという思い出として残っている。


15 Iaquinta
(ウディネーゼ、カンピオナート10位・来シーズンはユーヴェへ移籍)
1年経った今、まだ昨日のことのようだ。道を歩けば人は褒めてくれる、サインを求めてくる、写真を撮られる。Tifosiはおもしろい質問もしてくる。たとえば「Coppa del Mondoはどのくらいの重さ?」とか。実は自分もCoppaのコピーを作らせたんだ。新しい家のサロンに飾るため。


18 Inzaghi
(ミラン、カンピオナート4位・チャンピョンズリーグ優勝)
何よりも嬉しいのは、人々の応援の気持ち(Affetto)だ。1000ゴールだって決められるかもしれないけれど、ワールドカップ優勝は、その衝撃ですべてを制するし、歴史に残るものだ。僕はでも、地に足つけたところでやっていきたいと思っている。そしてまだ前を見続ける、何故ならまだやりたいことがたくさんあるから。


19 Zambrotta
(バルセロナでリーグ2位)
ワールドカップの優勝は人生を変える経験だ。もちろん、僕は他にも勝利してきたものがある、でもドイツの後はすべてが変わる。イタリアでは、全国民のカンピオーネだ、どのクラブでプレイしてるかなんて関係無い。それは国外にいても感じることができた。僕がバルセロナに到着したばかりのとき、人々は僕に握手を求めてきた。


20 Perrotta
(ローマ、カンピオナート2位・Coppa Italia優勝)
本質的には何も変わっていない、何故なら、前と同じ生活が続いているから。ただ、知名度はとても上がったという違いはある。カルチョを知らないおばあちゃんまで、道で僕を呼び止めるんだ。
ピッチの上では、ワールドカップの勝利は僕に焦燥感をもたらした。つまり、あれから人々は僕を違う目で見ている、ある意味でもう絶対に「許してくれない」:今の自分は御手本とならなければならない、プレイするときはできるだけ自分をコントロールするようにしている。何故なら、僕は血の熱い男だから。


21 Pirlo
(ミラン、カンピオナート4位・チャンピョンズリーグ優勝)
秘訣は、人生に最も重要なものを振り返ること:ワールドカップのタイトルは果てしなく大きな喜びだ。でもいつまでもそれを考えていると、他の目標を見失い、危険だ。
僕は全く1年前と同じようにやっている、優勝の前と同じに。


23 Materazzi
ピッチの上ではちょっと変わった。何故ならまず、自分自身に確信が持てるようになったから。個人的な気持ちもそうだし、敵の選手も、以前と違う形で俺を判断するようになったし、俺をより恐れるようにもなった。主審たちも、俺を違う目で見る。
ワールドカップの勝利は、少し前から成熟しつつあったプロセスを完全な形にした:今の俺は前より本能的でなくなり、よりフェアになった。
ピッチの外では、俺には何も変わっていない。もちろん知名度は上がった、だからって俺はそれで思い上がることは無い。それらが家族に影響を与えないように気をつけている。


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追記:
一応ミランの選手を中心にピックアップしたあとで、再びゆっくり読み始めたら・・・ザッカルドのところで目が留まり、急遽追加。
何故?
彼・・・彼女ができたんですね~~。
てことは、この間バルザッリも彼女らしき女性とミラノでパパラレてますから・・・ナショナルチームで、唯一“ひとりもん”は、P氏ということが明らかに!

な~んてファン思いな人なんだ・・・大好きだ(爆)。



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by celeste13zefiro | 2007-07-08 15:29 | NAZIONALE
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