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Capitan Ambrosini
Forza Milan今月号(10月)には、ネスタ以外にアンブロジーニの記事もあります。
カンピオナートお休み期間でニュースがほとんど無いこともあり、こちらを取り上げてみましょう。

個人的には、とても楽しめました。

記者はLuca Serafini。

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2月に復帰したときから、彼はもうチームを離脱していない。その時から、ミランは変わった。何故なら、マッシモ・アンブロジーニの人生が変わったからだ。おそらくそれは、ついに恐怖から脱出したからかもしれない、不運に追われ続ける者の常として、精神的に沈んでしまっていた流れからの解放。それが、マッシモ・アンブロジーニのここ数年の人生だったのだ。12年前にファビオ・カペッロがデビューさせたこと、またはザッケローニがボバンでなくあえて彼を選んだことで、1999年のスクデットを獲得したというような過去を忘れさせてしまうほどに。

マッシモは戻ってきた。リーダーとして、カピターノとして。何故ならマルディーニがいないから、コスタクルタが監督になったから、そして今、カピターノは彼。それだけの価値がある。カピターノの立場を彼自身感じている。あの腕のキャプテンマークは、彼さえも説明ができないほどの活力を与えた。彼の胸を膨らませる。彼のスタメンという位置は議論の必要が無いが、アンチェロッティはフォーメーションを変えた:1トップ、そうしなければ、ガットゥーゾか彼が犠牲になるところだった。セードルフが自分のポジション外でプレイすることになる。ピルロのスタメン起用さえも確定ではないところで検討された。いや、それは有り得ない。ピッチに立つのは彼ら、アンブロジーニがカピターノで。そして彼はそれ(期待)に応える。重いゴールで、スペシャルなプレイで。

我々は何年も信じ続け、書き続けてきた。彼がプレイを継続できさえすれば、世界最強のMFの一人としての力を示すはずだと。敵からボールを盗み(彼のニックネームはアルセーヌ・ルパンである)、ボールを遠く放ち、ゴールエリアに飛び込み、敵を痛めつける。自分自身を痛める(故障)ことはもうない。ひとつだけ、明らかに見えていることだが、彼に欠けているもの:シュート。かつては重要なゴールを決めていた=トリノで、または対サンプドーリアでエリア外から。彼は(自分のゴール力を)あまり信用せず、だからあまり挑戦しない。
ジェノヴァでシーズン1試合目やシエナ戦で、彼は30メートルの距離からボールを蹴った。本人の確信の問題、または、経験なのかもしれない。選手としての彼は、柔軟性があり、多彩な面を持ち合わせているのだから。
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頑固者:
自分の考えを譲らない。しばしば、それのすべてが正しいわけではないと自ら気がついたとしても。諦めない、荒々しく、執拗である。実に、これと決めた目標があると、たとえどんなに反対されようが、苦しもうが、闘牛をさえ限界に追いやるような難関に出会おうが、絶対にやり遂げる。彼が諦める時は唯一、それが無駄だとわかったとき。気づくのが遅くなるほんの少し前に。彼の洞察力は発達してきた。田舎の少年が高いところへ上がるには、どれだけの階段を上らなければならないのか、どれだけの汗を流さなければならないのか、どれだけ喘がなければならないかを理解しながら。


寛大:
我々は、彼に誰かが頼みごとをしたときに、「NO」という言葉を聞いた記憶が無い。一度も、ただの一度さえも、レストランへ行ったり、ディスコや、旅行、ヴァカンスなどで、彼へ自分たちの分を払うということで酷く苦労させられなかったことが無い。友達へ、親戚へ、決して志(プレゼント)を忘れない=彼自身はその夜の予定さえも考えないというのに=相手の好み、趣味をよく考えてそれを選ぶのだ。

純情:
おそらく、先に記した洞察力(直感)や頑固さとは一致しないかもしれない。が、その心は、経験の数々とは違うところにある。純情とは、「良い人」と同義語でもある。幻滅させてはいけない。このような人は、騙してはいけないのだ。彼にとって、ペテン師、いかさま師は存在しない。彼にその存在を理解させるのは難題、そして最後に納得した彼は酷く落胆し、人生の見方を変えてしまう。もちろんそれは実際にそういう人に出会ったり、出来事を経験した場合。一般的な話題に関しては、彼は純情なまま。
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直感:
彼は自分自身を、彼のやり方を信じている。将来をポジティヴに見ている。時に、それに甘えてしまう。彼と友達になるのは簡単、彼があまり知らないことについて説得するのは容易だ。が、彼が熟知していること、確信していることへ意見するのは非常に困難だ。そして、もし彼を欺いてしまったら、信頼を取り戻すのは不可能。

人付き合いがよい:
会話したり、議論するには、気前よく相手してくれる。確信していることに関しては決して頭を下げない。何か頼まれたり、誘われたりしたら、できる限り応えられるよう努める。

優柔不断:
晩の予定を彼に計画させるのは避けるべし。ディナーにするか、夕食後にするか、アペリティフ? 映画? 要するに、どう過ごすかがやっと決まる頃には夜中になっている。

太陽のよう:
生きる喜び、人生は楽しむもの。ついこの間カピターノになった者として。長い長い道を進んできたカンピオーネとして。

Super:
完璧なアスリート。ついにクリスタルの中(故障の数々)から自ら全力で抜け出し、スポーツのあらゆる分野で限りなく力を発揮:ビーチバレー、テニス、バスケット。もちろんカルチョも。
素晴らしい時は、まだこれからやってくるのだ。



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              このシーン、いい感じだと思いませんか?

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ここ数日のサッカーニュースのメインは、ロナウドの不可解なコンディション。ガッリアーニやアンチェロッティの発言と彼のセリフとを比べ「いったいどうなってんだ」と騒ぐマスコミ。そんなことはどーでもええから(笑)こっちはネスタの様子を一言でも伝えてもらいたいんですが・・・ま、何も言わないってことは、普通に調整しているんだと思うことにするか。(オフィシャルではジムでトレーニングと)

今日Gazzettaでベルルスコーニのヴィデオチャットがあり、ロナウドについて質問された会長は「ゆっくり回復させればいい。彼のベストはTOKYOで」と。
・・・東京のスタメンはPIPPO INZAGHIでいくつもりなので(て私が決めた!)、勝手にロナウドってことにされたらたまらんぜよ、ったく。高い金を払ってスタジアムへ向かう大勢のファン(つか、Pさん応援隊)の気持ちにもなって~(笑)
by celeste13zefiro | 2007-10-17 10:04 | MILAN
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