インザーギ結石入院記
Corriere dello Sportから:
American HospitalにミランのドクターMassimiliano Sala、FisioterapistaのEndo Tomonoriを伴って入院した(154号室)ミランのアッタッカンテは痛みを和らげるためモルヒネの治療を受ける。腎臓から結石を流しだす処置の後、症状は明らかに良好に。
昨日午後インザーギは退院。ナポリ戦出場は厳しいと思われる。が・・・

「落ち着いて。まだ1週間ある、できるかどうか試してみたい。回復できるよう努めたい。」と、彼を見舞った友人のジャーナリストたちへ語る。
「だって、試合に出られないと楽しくないんだ・・・ほら、僕はこんなヤツだから:こうして病院にいて、他の仲間と一緒にトレーニングできないって考えただけで頭がおかしくなってしまう。Pazzo(狂人)になってしまう。僕には金は興味ない、カルチャトーレとしていくら稼いだかもわかってない。これは絶対に僕の限界だろう。でももし、僕が20歳に戻って一からやり直すのに、しかも僕が実際にやり遂げたキャリアを繰り返せるとは限らないのにも拘らず、そのためにすべての金を手放せといわれたら、うん、何の迷いも無くそうするだろう。僕には金も美しい車も興味ない。カルチョだけ。」



TuttoSportから:「インザーギの叫び」
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Dubai.American Hospitalの1階(おそらく日本の2階)154号室。出窓には花束が飾られ、小さなテーブルにはBiscotti(訳者注:プラズモンだろう)、ティー、フルーツジュース、水。腕には点滴。看護婦がガラスに入った溶液(日本語が浮かばない・御免)を交換に現れる。
「また!? いったいいつになったらここから出してくれるんだ・・・」
最悪の状態は過ぎ去った。
「今は背中の右側に痛みが残ってるだけ。」
フィリッポ・インザーギ、Bresaolaの一皿の他に、彼が今望むのはただ一つ、仕事に戻ること。
「他のやつらが練習してて自分ができないっていうのを考えただけで頭がおかしくなる。いつもそうなんだ、僕が学んだことといえば、一番重要なのは我慢するってこと。どうしようもない:2007年に僕はすべてを手に入れた。だからもう落ち着いてもいいはずだ、ところが、駄目なんだ。焦りで身震いする、何故なら、まだ自分の望むとおりに練習ができていないんだから。」
インザーギは翌日(今日)午後5時に退院。「3ミリほどの米粒状の結石」を排除してから。その石のために彼は土曜の夜に入院する羽目に。地獄のような苦しみの後。腎臓結石がもたらす痛みと唯一同じなのは出産のそれと言われている。病院に運ばれたのは、強力な鎮痛剤モルヒネを打ってもらうため。

「前にも結石ができたことがある:Juve-Fiorentina戦の前、かまわずベンチへ入ったけれど。それとAnversaへ発つ前。だから、いつ石ができようとしているか、わかるんだ。今回も自分で気がついてドクターを呼んだ。でも今までよりずっと痛かった。」
明け方4時。ドクターSalaは彼の部屋に3時間付き添い、朝7時に入院を決定。モルヒネと、結石を流しだすための大量の溶液。

「どれだけの数病院へ行ったことか・・・こういう場合は、運命と考えるしかない。パルマでもそうだった。95年にナポリと契約にサインをし、翌日の飛行機の切符を手にしていた。San Paoloでは僕のプレゼンテーションまで企画されていたんだ。でもその前の日Coppa delle CoppeでHalmstadと戦い、試合開始20秒で1-0のゴールを僕が決めた、結果は4-0、リーグ通過。Pedraschiは終了後に(契約書を)すべて破いて僕に言った:「ここに残れ、たくさんプレイできるだろう。」その次の木曜日、Collecchioの親善試合で敵と交錯して:第五中足骨(足の指と踵の間の骨)骨折。地面に足を付けることができなかった。それでも、僕はピッチに立ちたかった。僕の前にはそのときZola、Asprilla、Stoichkov、Melliがいたんだ:自分のスペース(出場チャンス)を作るために戦わなければならなかった・・・で、僕はそんなコンディションで、ゴールさえ決めることができたんだ。Asprillaからクロスが来て、僕は両手の間に足を置き、ゴルフクラブのように使ってボールを網に入れた。
ほら、僕はこんなヤツだから:試合に出られないと全然面白くない。つらい、悲しいんだ。もし僕に20歳の若さを取り戻すのに金を放棄しろと言われたら、それが実際僕がやり遂げたキャリアを繰り返すという確実性は無くても、喜んで受け入れる。自分がいくら稼いでいるかもわからない、自分のできる最高額なのかもしれない。でも僕には車や時計、そんなもの何も興味ない:僕に興味あるのはプレイすることだけ。」

会話をしながら時々右脚をマッサージ、そこはデルビーでSamuelに踏まれた箇所。その痛みも抱えている。しかし、この筋金入りの性格は稀であるどころか、唯一のもの。彼の生命力、闘志、人間性もそうであるように。92歳の祖父、97歳の曽祖父の話を、毎日電話をかけている甥のTommasoの話をする。

皆が言う:「ピッポ~、ナポリ戦に復帰は間に合わない。結石に、足に・・・それにアッタッカンテたちが皆戻ってくるんだ:ロナウド、パト・・・無理する必要は無い」

「落ち着いて。まだ1週間あるんだ。」

これが、インザーギである。  クローンを作成するべきカンピオーネ。

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面白い記事でした。インザーギの様子がいろいろわかっていいだけでなく、痛いとかつらいとかいいながら、訪れた記者たちに、たらたらと四方山話くっちゃべってるPちゃんの性格・・・それをまた「うんうん」と頷いて聴いてる記者たちの図・・・笑えます。



明日の親善試合のスタメンはすでに発表:

            DIDA
      NESTA     KALADZE
ODDO                 SERGINHO
            PIRLO
   BROCCHI       GOURCUFF
            KAKA'
     RONALDO     GILARDINO



あ、そうそう。昨日DubaiのFestival City(ショッピングセンター)内にあるアディダスショップを訪問したときの、ネスタのコメントもここに記録で。

記者会見にて:
(パオロ・マルディーニ引退後について)「ディフェンス陣の僕たちにとってはもちろん大きな責任だ、ミランがカピタンの不在を感じさせないために。どちらにしても、このグループはマルディーニのようなカンピオーネがカルチャトーレ人生を終えても、しっかりやっていけると確信している。」
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by celeste13zefiro | 2008-01-08 03:51 | MILAN
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