1000回のマルディーニ
Gazzetta dello Sportから、マルディーニ記事ご紹介。
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「Mille volte Maldini」 "I miei segreti"

信じられない目標を達成しようとしているミランのカピターノへ、独占インタビュー:プロフェッショナルとして999試合出場。そして今ここに、過去を振り返る。

ミラネッロ、2008年2月16日。あなた達の一番好きなことを頭に浮かべてみよう。それを1000回行うということを想像してみよう。それをやり遂げるにはどれだけの時間を要するだろうか?長い年月、おそらく。次にピッチへ発つ時、もしかしたら今日パルマで(試合開始時はベンチの予定)、パオロ・マルディーニはプロとして1000試合出場を果たす。デビューから8427日が経過した:この美しい旅を始まりから振り返ってみよう。

Q:
マルディーニ、では出発しましょうか。

Maldini:
出発しましょう。これには、しばしばセルジーニョが僕に尋ねてくることをすぐに思い出す:「パオロ、今までに何晩、合宿所に宿泊したんだい?」と。本当に、数え切れないくらいたくさん・・・2つ目の思いは違うもの:深刻な故障を経験してないということ、グランデなクラブでプレイしていること、果てしなく大きな情熱に押されていること、常に楽しんでいられたことで、僕は幸運だったと思う。

Q:
貴方は80試合連続負け無しだった:自分は誰にも負けないと感じたことはありましたか?

M:
そういう生き方はしていなかった、けれど無敵であるということは自信をつけるための目的となり、毎試合何らかの更なる力を出すための闘志となった。

Q:
最高でも4試合連敗したものの、その後13連勝を祝いました。

M:
一つの試合を負けるだけでもつらいものだ。でも80のポジティヴな試合を思えば、ネガティヴな連敗などたいしたことではなくなる。勝つというのは常に難しい、だからこそ、毎試合の勝利を喜び味わうことができた。

Q:
貴方のプレイした試合の結果としては、どのようなものが多いと思われますか?

M:
1-1、または0-0じゃないだろうか。

Q:
それらは2番目と3番目です。1番多いのは1-0。

M:
まぁ、それも普通にある:ゴールを決めるのは容易ではない、いくつかのシーズンで、ミランはしばしば1-0で勝利していた・・・

Q:
8-2、7-3、5-4が一つずつ:すべてアウェイで起きています。

M:
特殊なケースだった。特に大量に失点するときは:通常僕達はより注意深く試合に臨むから。

Q:
貴方に感動を与えてくれたということで、どの試合をもう一度行ってみたいと思われますか?

M:
最初の試合:ありきたりかもしれないけれど、本当にそうなんだ。あの日ウーディネで(1985年1月20日)、僕はミランの一員であることを感じ始めた。

Q:
どの試合を、改めてTVで観たいですか?

M:
僕がミランで初ゴールを決めた試合、コモの(1987年1月4日)、それとナショナルチームの、フィレンツェで行われた対メキシコ戦(1993年1月20日)。

Q:
現在Terzino Destro(右サイドバック)として学んでいるお子さん、クリスティアン君に見せたい試合は?

M:
絶望的な状態からボールを取り戻したときのもの:あまりにも僕は遅れていたのだけど、決して諦めずに敵の小さなミスを期待しつつ、そしてなんとかボールを奪い返すことができた。たとえばこれはMilan-Roma戦のひとつでトッティとの間に起きた。諦めないと指導することは重要だ:僕には、それはフランコ・バレージから伝えられた。

Q:
ベルルスコーニにDVDでプレゼントするとしたら?

M:
バルセロナでのMilan-Steaua:初めてのCoppa Campioni。

Q:
消してしまいたい試合は?

M:
マルセイユの試合、僕達がピッチを引き上げたもの。敗戦を受け入れるということに慣れていなかった。

Q:
もう一度試合をやり直して試合結果を変えられるのなら、どれを?

M:
イスタンブルのファイナル、あれは最もつらい試合のひとつだった、と同時に最もいい試合の一つでもある。

Q:
貴方は6つの試合を6-0で勝利しています。しかし皆が記憶しているのは一つだけ・・・

M:
デルビー、それにあの0-6はインテルがホームだった。あの夜で覚えているのは、San Siroの電光掲示板、ベンチの父の顔:いいシーズンではなかった。でもデルビーは、大きな喜びになった。ともかく、大量得点での勝利は常にいいものでもない:あの試合で僕達はインテルにリスペクトを持った。2-0や3-0で勝っていて、その先へ進むのをやめるというのは正しくない、しかし最後には、あんなに点差が開いてしまうのは残念なことだ。

Q:
一度だけ6-1、これは非常につらかった。

M:
San Siroでユーヴェ戦、まったくもって酷い夜だった:2-0までは、試合はバランスが取れていたし、ペルッツィが素晴らしいブロックを見せていた。それから、何か説明の出来ないことが起きてしまった・・・

Q:
最高のプレイだった試合、最悪だった試合は?

M:
僕は自分自身に対してとても厳しいんだ、だからベストを選ぶのは難しい:たぶんイタリア・メキシコ。最悪も同じく難しい、何故ならそういう試合ではしばしば不満を抱きながらピッチを離れているから。

Q:
どのマエストロ(師匠)から最も学びましたか?

M:
Liedholm:彼の教えは本当に貴重だった。Vicini、Sacchi、Capelloも、僕に多くのことを与えてくれた。それから、経験と年齢と共に、僕からも何かを与えることができるようになってきた。

Q:
チームの勝利の数々を、クラブ、監督、選手達の力でパーセンテージに分けると?

M:
ちょっと難しい遊びだな、それにあまり公平でない、何故なら3つの要素は共存して働きあうものだから。まぁでもチームに対して僕は80パーセントは与えたい。

Q:
23年前に比べ、審判は向上しましたか?悪化していますか?

M:
最も困難な役割だ、何故ならゲームはよりスピーディになっている。オフサイドを考えてみただけでも言える。

Q:
主審の笛で、今まで貴方が最も理解できなかったものは?

M:
ベルグラードでの幻のゴール(1988年11月10日):ボールは枠に1メートルも入っていたんだ。

Q:
貴方は43ゴール決めています:少ないですか?

M:
正直に言うと少ない。冷静さと正確さが欠けていたため、僕がよりゴールを決めるのが阻まれた。チャンスはわりとあったのに・・・

Q:
Terzo tempo(試合終了後に握手をし合うこと)は必要?無駄?

M:
アイディアはいいんじゃないかな、インテリジェンスがある。でもこれは(ラグビーのそれと)同じにしていくには時間がかかるだろう。根気強く実行していくこと、それと、それをやれる気分ではない者の気持ちも理解してやることが必要。

Q:
貴方はナショナルチームで126試合出場しました:カンナヴァーロはそれにたどり着くまであと14。越えられるのは残念ですか?

M:
ちょっとだけは。でもワールドカップを優勝できなかったことのほうが僕にはより残念だ。

Q:
今後、貴方が1000回続けることができるとしたら、何をされますか?

M:
僕の息子達の試合を1000試合見たい:1人で500試合ずつでもいいから・・・

Q:
貴方がミランのユース部門の責任者になるという話がありますが。

M:
クラブとはまだ話していない。でもそれが僕の道だとは思えない。

Q:
では、どの道でしょうか?

M:
クラブ首脳たちとアポイントは取っていない。僕の希望は、ミランに所属しているということを示すことができるというもの。必ずしも(ミランと)共にやっていかなければならないというわけではない、でも共にやれたらそれはとても素晴らしいこと、僕は幸せだろう。

Q:
今からスタートしたとして、23年間で1000試合出場は可能でしょうか?

M:
Yes、何故なら試合数がより多いしトレーニングも向上しているから。

Q:
貴方の引退は、貴方のプレイを見ながら育ってきた大勢のTifosiにとって象徴的な出来事になるでしょう、それによって自分がもう若くはないということを気づかされる:同意されますか?

M:
そう、僕もそれを考えた。僕達は皆、過去を大切にしている。よく「あの時代は違った」と言われる。確かにそうだ、でも、時の流れと共存していくことも必要だ。

Q:
後悔していることがありますか?

M:
全く無い。

Q:
貴方のお子さんクリスティアンくんとはどのような関係を?彼はすでに若い若いカルチャトーレですが。

M:
それに関しては、ある種の経験を僕も持っている:どんなことが僕に不快だったか、どんなことをより受け入れていたかを覚えている。クリスティアンには特に、自身のとるべき態度についてアドヴァイスして、あとは彼が質問してくることに対して答えている。それ以外は、彼の指導者(監督)たちに任せている、彼らはブラボーだ。

Q:
パオロ、貴方が遺産として残すことは?

M:
スポーツに対して、そして敵に対してリスペクトを持つということ。このリスペクトは、きっちりと僕に返ってきた:決して脅迫されたり妙な形でブーイングされたことは無い。自らの現実とは違うパーソナリティを作り出したことはない、これは人々に理解してもらえた。


1000試合に向けてStudio Apertoのニュース映像→Video
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by celeste13zefiro | 2008-02-16 23:40 | MILAN
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