Sky マルディーニインタビュー
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Skyのチャンピョンズ番組でGianluca VialliとPaolo Rossiでやっている「Attenti a quei due(あの二人に気をつけろ)」というのがあり、今回はスタジオにマルディーニがゲスト出演。

以下、インタビュー記事から訳してご紹介。

Q:
アーセナル戦の負けはまだくすぶっているかい?

Maldini:
くすぶっている。

Q:
ミランはしかし、敗戦を真摯に受け止めた。カルチョでは、負けることも知らなければならないという姿勢を示しながら・・・

M:
そうだ。多くの勝利を得ることができると、負けも受け入れられるものだ。それに観衆もわかってくれたんだと思う。僕たちはチャンスもいくつかあった、しかしそれを活かすことができなかった。アーセナルは勝つだけの価値があったんだ。美しくスピーディな、トータルなサッカーを見せる。全員が守り、全員が攻撃する。ましてやこのSan Siroのようなスタジアムだ、普通に若い選手ならかなりその圧力を感じてしまうものなのに。戦った2試合で、僕たちのゴールへのシュートはあまりに少なかった。彼らの欠点を見出すことができなかった、特にディフェンスの弱点を。こちらの持っている攻撃陣をしてなら、彼らにもっと脅威を与えることができたかもしれなかったのに。

Q:
9度目のチャンピョンズリーグ決勝を願っていた?

M:
夢だった。でも僕は不運だったとか目標に達成できなかったなどとは言えない。希望となったのは、それがミランの偉大な伝統でもあったからだ。

Q:
君が勝利したうちで最も美しいチャンピョンズリーグは?

M:
初めての勝利が一番興奮させてくれ、それから僕がカピターノとして初めて勝ったもの、9年ぶりだったし。

Q:
2005イスタンブルの決勝:不思議な夜・・・

M:
試合開始40秒で僕はゴールを決めた、それがすでに、かなり不思議な夜であることを感じさせたていた。前半は僕達が支配していた、フィジカルでも戦術的にも。後半は4点目が入ろうかというところだった。それから、彼らが10~15分間のよい流れを見せ、3-3になってから、また僕たちの流れが戻ってきた。敵のキーパーDudekは、シェフチェンコのシュートを信じられない動きで止めた。あのような試合では、何が起こったかを突き止めるのは難しい。

Q:
ミランには改革の空気が流れている?

M:
改革が必要なのだとは思わない、少数だけれどチームの状況に適切な選手を必要としている。僕たちの過去は遠い過去ではない。2007年5月にチャンピョンズリーグ優勝し、それからSupercoppa Europea、12月にはクラブ世界カップ。この20年間に僕たちが勝ち取ってきたものをアーセナルのそれと比べると、大きな違いがあるはずだ。ミランには重要な選手たちがいる、ロッカールームでは彼らがお手本だ。特に若者たちにとって。

Q:
君の最後のシーズン? Tifosiはもう1年プレイしてほしいと願っているが・・・

M:
まだエネルギーは大いにあるんだ。発言と行動は一致しなければならない。しかしひとつのことを言ったからといってそれを絶対に変えないというのは馬鹿なことだ。この数ヶ月、僕の膝はあまり痛みを感じていない。去年のシーズン終了頃はもっと酷かったんだ、足を曲げることさえできなかった。この様々な状況のすべてのベースには強い意志がある。それとマンマとパパが僕に伝えてくれたものが。皆が皆同じではない。今の流れは僕にあと1年やれと押している。3ヶ月前はかなり悪かった、手術のあと5ヶ月もストップしなければならなかった。今は調子がいいし、しかも、長いことやっていなかったポジションをプレイしている。

Q:
カルチャトーレのキャリアを終えたら、その後は何をする?

M:
監督はノー、それはやらない、好きじゃないんだ。それに非常に苦労が多くて、常にメディアに応じなければならない。カルチャトーレとして自分の住む町を変えなかったんだ、ましてや監督では。適切な道はおそらく、クラブ内部にあるだろう、でもまだ何の役目かはわからない。役員をするには経験が必要だ。僕の経験はカルチョの中でのもの、そのカルチョで、特にメカニズムのすべてを知っているミランで、自分の経験が貢献できるだろう。

Q:
これだけたくさんの勝利を得て、いったいどうやっていつまでもモチヴェーションを保っていられるのかい?

M:
あくまで個人的なもの。カンピオーネとはこのような(国際的な)チャンスに表されるものだ。テクニックでの才能はもちろんのこと、そこに持っている何か他とは違うものが。

Q:
ミランはカンピオナートで4位にたどり着かなければ。Coppa UEFAを戦わないためにも・・・

M:
今年のCoppa UEFAは数々の強力なチームが出場している。過小評価すべき大会ではない。ミランはともかく、チャンピョンズリーグを戦えるためすべてを尽くさなければならない。

Q:
ローマについて。

M:
試合を彼らが支配してスタートした、Bernabeuでは容易なことじゃない。ローマは彼らを追い詰め、必要なときにゴールを決めた。そしてスパッレッティの、マンシーニからヴチニッチへの交代、あれがこのチームのメンタリティを表した、レアル・マドリッドとの違いを示しながら。

Q:
ローマのTifosiは空港で選手たちを迎えた。ミラノでもそうかい?

M:
ノー。僕たちがIntercontinentaleで勝利したとき、ミラネッロには誰もいなかった(訳者注:いや、マルペンサには何百人も待っていたのだよ!ミランの勝手な方針で、Tifosiが待つほうではない裏の出口からバスが去っていってしまい、それが大顰蹙になったのを忘れてはいけない)。でも覚えてるのは、僕の初めてのスクデットを勝利したとき、8万人のファンがいた:あれは長いことそれを待っていたあとだったから。あることがひとつの習慣になってしまうと、(盛り上がる)人は少なくなり、より気持ちが落ち着いていくものだ。

Q:
リヴァプール戦でインテルを応援する? Nerazzurriはチャンピョンズリーグでベスト8へ勝ち抜くことができるだろうか?

M:
インテルをTifoすることはできない。こういう、自分のチームを応援して相手を応援しないというのはスポーツのちょっとした味わいだから。リヴァプールはイングランドの中でも守りが上手いチーム、カテナッチョで向かってくる。そしてFernando Torresのいる今、以前よりカウンターが危険になっている。インテルには大きな仕事が必要だ。

Q:
2008年チャンピョンズリーグ決勝はどんなものになるだろう?

M:
それを言うのは難しいな。有力だと思えるのはマンチェスターUtd、アーセナル、バルセロナもメッシの故障があるとはいえ強い。チェルシーもよくできている、しかし先に挙げたチームと、個々の力は比べられない。

Q:
アレッサンドロ・コスタクルタの息子アキッレはインテリスタだ。君の2人の息子はミラニスタ。上手く指導したね・・・

M:
ミラニスタとして生まれてきたんだ、導く必要はなかった。僕はしかしユヴェンティーノで生まれた、1978年のナショナルチームが大好きで、あの中にはユヴェンティーノが大勢いたんだ。2年間、僕はユヴェントゥスをTifoしていた。

Q:
クリスティアーノ・ロナウドやメッシはどうやって止めたらいい?

M:
クリスティアーノ・ロナウドは非常に速い、ヘッドも強く、ほとんど止める手段は無い。できるだけ彼に先立ち、こちらの圧力を感じさせるしかない。メッシは常に内に内に向かって動く、それがわかっているのだけど、結局彼にはやられてしまう。

Q:
来年のミランのためにはいろんな名前が挙がっている。君は誰を予想しているかい?Flamini?

M:
わからない。僕はカルチャトーレをしているのであって、(メルカートを担当する)役目をリスペクトしている。Flaminiは初め僕にはあまりインパクトは無かった。プレイしているのを眺めていると、フィジカルのクオリティは信じられないほどだ。

Q:
シェフチェンコは?

M:
ミランですでに200ゴール決めている。ミランでいい仕事をした者に対しては、扉は常に開いている。

Q:
君の長いキャリアの中で:一度もMagliaを変えたいと思ったことは無い?

M:
ノー。何故なら僕はミラノで生まれたから。この(赤黒の)色と共に、ミラノには僕の大切なものすべてがある。イタリアの中でも生活するのに好ましい街、重要な目標を目指し僕はいつもSan Siroで戦ってきた。

Q:
君がチェルシー(移籍)にかなり近かったというのは本当?

M:
(あちらのクラブの)誰かが電話してきたんだ。その頃僕は酷いシーズンを終えたばかりで、山ほどの疑問を抱えていた。そこへヴィアッリが電話してきたんだ。考える時間を持ってみたけれど、でもミランを離れることはできなかった。

Q:
ミランの次のカピターノは誰だろう?

M:
現時点ではアンブロジーニがより有力な候補、ガットゥーゾよりも。何故ならミランに先にやってきたから。だから彼じゃないかな、と思う。

Q:
アンチェロッティの後にミランを監督するのは誰?

M:
アンチェロッティはわりと長い契約を交わしている。僕に言わせれば(次に来るのは)元ミラニスタだろう。大勢いる、ライカールト、ファンバステン、ドナドーニ。

Q:
ドイツ2006ワールドカップでイタリアが優勝したとき、君は何と言った?

M:
「Mannaggia!」
(なんちゅうこった!というような意味)

Q:
もしドナドーニが君を欧州選手権に呼んだら?

M:
No, grazie。

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これを読みながら、実は昨夜RAIで放映された「Sfide」(決闘という名の、名物番組、スポーツの様々な戦いや人物を独特な角度で見せてくれる)、今年もこのシリーズが開始したんだけど、第1回がRino Gattuso! そのヴィデオを見ていて、これがまたすんごくおもしろかったんだな。彼のカルチャトーレ人生を本人の語り、いろんな映像、また両親(普段着で息子を描きしゃべる父ちゃん母ちゃん最高!)、幼馴染たち、小学校のときの先生、彼と仕事をした監督や選手達、コスタクルタ、アンブロジーニ、アンチェロッティなどのコメントも入り盛りだくさんな内容で、ちょうどそのワールドカップやイスタンブルなどのシーンも流れたので、よけいにドキドキしてしまって。
このSfide、Webのどこかでヴィデオが皆さんも見られるよう願っています。以前の傑作はいろいろ、見ることできたんだけどねー。(ワールドカップ2002直前のネスタ含むナショナルチーム面々のインタビューとか、ネスタ・トッティ12歳の戦いシーンとか・・・)


おまけに:
昨夜のStriscia la Notizia、アーセナル戦を終えたばかりのSan Siroへ、アンチェロッティに「金のバク」をプレゼントするため駆けつけている。
アンチェロッティに金のバク



ところで、インテル創立100年ということで祝いの雰囲気が流れるカルチョ界ですが、あちこちに出始めた記念本の一つのキャンペーンでローカル番組にSan Siro博物館長が出ていて、そこで初めて知った。
インテルって、その頃すでにミラノにあったミランの方針とは違う方向へ行きたい者たちが、ミランを離れて設立したものだったんですね。
まさに、インテルはミランの“イヴ”だ!
しかも、命名のInternazionaleが「(ミラン)よりインターナショナルなチームを」という理由からくるものだったということ。
もう長いこと、「インテルには全然イタリア人がいない」と批判(笑いも)受けているけど、なぁ~んだ、元々のスタイルだったのだ!

そういえば、昨日のTuttoSportの独占インタビューで、モラッティはマンチーニを「もう少し性格の角を取ってくれればよいが・・・」と話していたのが笑えた。



もひとつ。
Maggica ROMA!!!  
スペイン各紙をして「Porca Miseria」「Arrivederci Madrid(アリヴェデルチ ローマのパロディ)」と言わしめる偉業。
思わず「ぐら~っつぃえろぉ~~ま~♪」とか口ずさんでしまいそうだったよ(笑)。
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by celeste13zefiro | 2008-03-07 15:02 | MILAN
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