INZAGHISAN 2
INZAGHISANつづき・・・

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2007年12月9日(日)
ミラン主催でフィリッポ・インザーギ記者会見が行われる。RossoneroのカンピオーネMagliaナンバー9のため、マイクにちょうどスポットライトが当たるよう席が用意されている。そこはYokohamaのRoyal Park Hotel50階にあるホール、通常はカルロ・アンチェロッティがチームと共にテクニカルミーティングを行う場所。
最初の質問は、ピッポに与えられるべき考察から:
「チャンピョンズ、Supercoppa、新シーズンのチャンピョンズにおけるゴール、Gerd Mullerを抜いた記録、そして迫り来るクラブ世界カップ、この期に及んでまだ、Inzaghiに対する疑問を向ける者が存在すると考えたことがあるかな?」
「ノー、唯一考えるのは、僕とミランにとって2007年は忘れられないものであるということ。僕にとってはもちろん、カルチャトーレとしてのキャリアの最も美しい時、たとえ34歳という年齢にあっても同じく訪れてくれたということからも。いやむしろ、だからこそ更に大きな満足が得られる。2007年は強烈に感動的な年だった。残すはこの最後の駒、与えられた大きなチャンス、容易なことではないけれど、僕たちはすべてを尽くす。僕はキャリアの中で常に最高を目指し続けてきた、何よりもテクニック、パッション、練習の努力を一番に考えながら。Anversa(訳者注:長期故障中2ヶ月のリハビリを行った場所)は僕を変えなかった、僕がまだ、重要な選手として戻れるということをわからせてくれた。1年間ストップしていた、けれどこれはすべてもう過去のこと。スピリッツと意欲はまだまだ子供の頃のまま。」

個人的な話題から、次にこの日本のコンペティションの意味するものに関して質問と答え。
「僕は、このクラブ世界カップはトップの位置にあると思う、これだけが僕たちに欠けている。このグループは、2002年に苦労しながら4位(チャンピョンズ出場枠)を獲得、そしてすべてを勝ち取った。円を綺麗に埋めるために出遭う困難はいろいろある。時差、それとセミファイナルからファイナルまでの日数が、対戦相手のそれより一日少ない。僕たちはともかく最良のかたちで、この大会のために準備している、これが真のMondiale(世界一決定戦)であることをしっかり把握しながら。(イタリアへ)戻ってからがあまりにもハード? どうだろう、僕にとってはやってみる価値があるものだ。クラブ世界カップは“トップ”だ。僕たちはチャンピョンズリーグ優勝したばかり、ミランがここにいることが、他のチームがいるより正しいのだ。睡眠に関しては苦労している、いろんなことが少しずつ難しい、でも努力している。僕は、家にい(て大会をTV観戦してい)るよりはここにいることを望む。残りのことは、帰国してから考えよう。今、トレーニングの状態はいい。でももしかしたら、まだ充分には眠れていないかもしれない。とにかくこの問題は解決されるだろう。どちらにしても、今僕たちが考えているのはセミファイナルのこと。クラブ世界カップはワールドカップを思い出させる:様々国のある中で、イタリアを代表するのは喜ばしいものだ。僕たちのクラブにとって、これは最も大きな目標、何故ならこれが唯一、このグループに欠けていたトロフィーだから。」

将来を見据えて、更にインザーギは:
「僕の目標は、ミランのそれと同じだと考えている。このコッパを勝ち取れるよう願っている、何故ならこのグループにとって本当に最高の結果だから。もし、アテネ、モンテカルロのあとYokohamaまで勝利が続いたら、それはもう2007年はこのグループにとっておとぎ話のようなものだと言えるだろう。僕に関してはまず、今コンディションがいいことを嬉しく思う。もう長いこと、痛みも無く練習ができている。僕のようなプレイスタイルでは、フィジカルコンディションがいいというのは本質的なこと。ロナウド(訳者注:その時点で彼は原因不明の故障が続いていた)?高いレベルで長年プレイする者にはそれぞれの故障が付き物だ、その重さは様々だが。僕は彼がどのような思いでいるかがわかる。早くに復帰できるよう祈っている。彼のような選手がいるというのは僕たちにとって更なる武器を得たようなもの。でも戻るにはベストの状態になったときのみ、そう考えるほうが正しい;そう考えることが、このような場合には正しい行為。僕が2試合とも出場できるかって?僕の調子はいい、ともかく僕たちは大勢だ、監督にとっては選ぶのに困るだけだろう。ここでゴール?もちろん、とても重要だ。でもこれはヨーロッパのゴール記録には当てはまらない。何故ならこちらはFIFAの大会、ゴール記録はUEFAのもの。Urawa?試合を見た。スピーディでテクニックがあるチーム、そしてグランデな応援が付いている。ミステルはまだ細かいことは僕たちに話していないけれど、それはまだ彼らが対戦相手になるかどうかが決まっていないから。Boca?難しいチームだ。フィジカルに強い、でも今は考えていない。何故ならファイナルの前に別の困難が待っているんだから。」

Royal Park50階での他のテーマはSuperpippoに関するもの。彼のキャリアにおいて本質的な存在である大きな戦いのうちの一つを前にして。
「リヴァプールは2005年に、バルセロナは2006年に敗退している。僕たちのように、セミファイナルからファイナルまでのインターバルが相手より1日少なくて。ともかく、口実を持ち出すことはしない。僕たちはミランだ、何が何でも勝利するように務めなければ。今回のと2003年のIntercontinentaleの比較? すべてが違う。今僕が過ごしているのはキャリアでも最良の時。これだけ頭の上で状態が良いとき、考えるのはプレイすることだけ、プレイしたいという欲求だけがある。もし勝利できたら2007年はファンタスティックなものになる、僕を囲む日本の応援に対してお返しができる。日本では僕はいつも大きな歓迎を受けた、日本のスポーツマンシップがとても好きだ。2003年、僕のコンディションが良くないままでここへやってきた。僕にとっては、できるだけ早く回復するためにとすべてが時間との戦いだった、そして試合では後半途中から入っただけ。秘訣?もし僕が決定的な試合でゴールを決めることができているのなら、そのような戦いに付いてくるほんの少しの幸運のおかげもある。僕にとって、アッタッカンテはこのような試合でゴールするのが重要、何故なら僕の立場はゴールのみで評価されるものだから。ともかく僕は、すべての試合をメンタルの上でもフィジカルでもしっかり準備する、ファイナルだけでなく。カンピオナート?僕たちはそれを無視しているわけではない、無視するというのは、このグループには有り得ない態度だ。カンピオナートで僕たちは後れを取っている、確かに。でもそれと同時に、5年間で3度のチャンピョンズリーグ決勝進出も偶然のことではない。誰だって、シーズンの目標としてはチャンピョンズリーグをトップに置く。イタリアに戻ったら、できるだけ順位を取り戻せるよう努力をする。ここ数年、ともかく僕たちはイタリアでもヨーロッパでもいい結果を出してきている。」

記者会見の最後の一幕は、他のテーマ。初めにたとえばピッポが家庭を持つ気持ちがあるのかどうか:
「僕は縁起をかついでこのままで進んでいる。ピッチでうまくいってる限りは・・・。“その後”に関してはとにかく、考えてない。調子は良く、このままあと数年いいレベルでプレイしていたい。僕が楽しめている限りは続ける。いつも年齢のことが語られている、でも、正しい形でトレーニングをし、適切な意欲を持って臨めば、ともかく最良の結果を手にすることができる。攻撃は、ディフェンソーレやキーパーより年齢に影響されるかって? フィジカルコンディションが良くなければ苦しんでしまうポジションだ。この先まだどのくらい先へ進めるかはわからない、わかっているのはでも、今僕の状態はいいということ。僕の年齢で、高いレベルでやり続けているアッタッカンテは周りにほとんど見当たらない。ともかく、僕は身分証明書(年齢)を見ないことにしてる:唯一、このキャリアが僕に教えてくれたのは、しっかり練習してコンディションがよければ、結果はやってくるということ。以前のように、すべての試合に出場することができないのはわかっている、そういう部分をコントロールしていかなければならないとわかっている。でももしちゃんと練習ができれば、あと数年は、何らかの力が出せると思っている。出来る限りの努力をし、力を回復し、より練習をする、何故なら年齢が上がれば上がるほど、更なる練習をしなければならないから。日本のサッカー? もし日本のチームとセミファイナルで対戦することになるのなら、嫌な悪戯(訳者注:ここでの悪戯は=悪戯ではなく、彼らに負けることを意味する)をされないように願っている。それに注意しなければならないのは、イタリアが日本と対戦したとき僕たちは苦労した・・・日本では、僕は特にいい思い出が無い。2002年には僕は故障していて、ナショナルチームは早くに敗退した。ミランとの2003年も、僕の調子は良くなかった。」

締めにインザーギは:
「僕はCalcioを生きている。プレイすることが、僕を長生きさせている。燃えるんだ。もし、僕を休ませたりしたら、早くにやめてしまう。僕は、それぞれ個人の選択はもちろんリスペクトするとしても、ナショナルチームの召集にNOとは決して言えない。何故なら、もし自分が断ったとしてその後に国歌を聴いたりしたら、本当につらくなってしまうだろうから。たとえばEuro2008の出場権を得たのには、僕の3ゴールも含まれている。もちろん、この結果は僕のものでもあると思っている。パト?まだ18歳だ、僕たちの時代、18歳っていったらAllievi(Primaveraの下)でプレイしていた。彼に関しては、これらのことを熟知しているカルロ・アンチェロッティがすべて語っている;練習では信じられないほどのプレイを見せている。僕たちに力を貸してくれるよう祈っている(訳者注:その時点で、まだSerie Aデビューしていない)、でもそっとしておいてやろう。」
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by celeste13zefiro | 2008-04-12 17:00 | MILAN
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