MASSIMO, per esempio
FORZA MILAN4月号からアンブロジーニ・インタビュー記事:
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MASSIMO, per esempio
=たとえばマッシモ=

(Massimoはイタリア語で「最高」の意味でもあり)

記者:Luca Serafini

その中庭は後期近代派スタイル、だか驚くほど暖かく包んでくれるその空気、街中の大きなホテル内に掘り抜かれたそこは人々のごった返す日暮れ、今流行のHappy-hourスポット。夜7時にはさっと消えてしまう、ミラノの、ほんの少しだけ腰かけおしゃべりの時間。忍耐がマッシモ・アンブロジーニをテーブルまで案内し、その会話の間中彼を置いていくことは無い。今回彼に珍しく欠けているのは、話す意欲や吐き出してしまいたいという思いではない、さっき閉じたばかりのページを再び開くことのほう。何度となくミランがトレーニングの中で問うてきたそれ、チャンピョンズとカンピオナートの、ホームとアウェイの狭間で、あまりにも様々な顔、あまりに激しい上下の中で、あまりに沈み込んでしまっている状況の中で。

「容易なことじゃない。モンテカルロから日本までのいろいろを生きてきて、その後にホームでサンプドーリアやアタランタに負け、そんな難しい時を処理するのは。」
と、彼は説明する。
「自分への信頼を失わないように、バランスを保つ努力をしなければ。僕はSan Siroシンドローム(=ホームで勝てない現象)について説明できるものを持ってない。思ったとおりに結果がついてこないのはつらいことだ。僕たちは身を隠すわけにはいかない、今はそれぞれが責任を負って最後の最後まですべてを尽くさなければ。考えられること? 困難は、ピッチへ上がる時に自信を持ちすぎることが原因ではないかと。敵より優れているテクニックや個々の価値の高さのおかげで勝てると思ってしまうこと。勝つために、これらのことだけでは駄目だと僕たちが完全に肝に銘じたのだったらいいのだけど。何故なら、試合が始まり何かがひとつ機能しなくなると、動揺、焦燥に襲われ自信を失ってしまうんだ。」

Q:
アウェイではしかし、ミランはスクデットものだ。

Ambrosini:
別の形の注意力、集中力がある。アウェイではいくつかのミスは犯さないし、より試合の整理ができている、より集中ししている。たぶん無意識に、戦いが容易なものじゃないことを理解してるんだろう。僕の頭から離れないんだ、あのサンプドーリア戦で取り消された2ゴールが:最初のはスローインから直接、2つ目は1対1からの。いろんなエピソードが入り込み、試合を決めてしまう、気分を左右されてしまう。スローインからゴールを決められてしまうと、腕がだらりと脱力してしまうほどげんなりする。その後に、勝利を信じ再び力を振り絞るのは非常に厳しくなる。

Q:
San Siroで、6戦続けて先制されたことは今までに無かった。

A:
ハーフタイムにはロッカールームで特に何があるというわけではないよ、もし君が知りたいのがそれなら。イスタンブルでも何もFesta(お祝い)が無かったのと同じく。負けているときはロッカールームで、これ以上に何を必要としているかを話し合うんだ。僕たちのどこが間違っているかをわかるために。本当に、信じられないよ。チームが毎度毎度こう揺り動かされるのが。状況にリアクションするために鞭を必要としているってことが。

Q:
リアクションとは頭での?体力での?それとも自尊心の? だいたい、チームが試合後半になったらより力が出せるということは、フィジカルでは問題があるわけではないんだよね?

A:
疑いなく。負けているときは、持ってる意地の限りを外へ引き出すことはできる、でも足が言うこときかなければ何もならない。僕たちの戦術ミスは敵の価値を上げてしまう。まるで彼らのほうがよりスピードがあるようだが、僕たち自身が事を難しくしてしまってるんだ。馬鹿なカウンターで失点したり、バランスを失ったりしながら。

Q:
4位内を信じている?

A:
確信しているとも(4位を)獲得するとも言えない。でないと正直ではない。でも、僕たちの持ちカードでプレイすることだけは絶対に確信できる。カードはいろいろある、それぞれがかなりいいカードだ。僕たちは皆、ミランの再生に関する選択は、シーズン終了時の順位によって決まるということをよくわかっている。

Q:
君にとっては、チームはミニ改革が必要だろうか?

A:
僕はクラブを知っている、何をするかをわかっている。シーズン最終期の結果がどうであれ、ともかく方針を、改革ではなく明確な修正のほうへ向けるだろうことはわかっている。チャンピョンズへ出場するならそれに合わせた選手たちと、そうでなければそれに合わせた選手たちと共に。改革というのは決してポジティヴなものではない、必ず初めにガタガタするし、全体が馴染むまでかなり苦労する。

Q:
何が君を憤らせ、君に後悔をもたらす? この上がったり下がったりのカンピオナートの中で。

A:
ロナウドの故障。彼がいれば大きな手を貸してくれただろう、去年がそうだったように。

Q:
パトやパロスキを心理的な部分で絞りとってしまうリスクがある・・・

A:
彼らは精神的に大人な若者たちだ。でもリスクは確かにある。こいいうシチュエーションになる可能性はあった:ネガティヴな結果が続いてしまったこととロナウドやインザーギの故障が理由で、彼らに対して荷の重すぎる使命を負わせることになった。パトの素晴らしいポテンシャルは飛躍し、パロスキは実に自然な形でチームに溶け込めた。彼らにはしかし、もっと時間と信頼を与えてやらなければ。プレッシャーにはブレーキをかけなければ。

Q:
君の獅子のような(素晴らしい)シーズンは、チームの流れとは逆を行ってるね。

A:
ノー、それは有り得ない。僕は自分のことでは幸せだ、コンディションは良くて大いに力が、エネルギーが漲ってるんだ。でも僕がやっていることは、おそらくこの状況とカップでだけ結果が出ていることで誇張されてしまったんだと思う。去年僕たちはチャンピョンズリーグに優勝したけれど、僕はそんなにコンディション良くなかった。でも全体として、2006-2007はベストのシーズンとなったわけだ。皆にとって、だから僕にとっても同じく。

Q:
ともかく、Rossoneroの今シーズンも歴史には残るものに。

A:
カンピオナートにおける僕たちのDebacle(仏語:崩壊・大敗)や、チャンピョンズリーグでのイタリアチームの不振は、僕たちの偉業の大きさを改めて確認させてくれる。時々、選手の僕たち自身が気がつかないでいるんだ、チャンピョンズの上位進出やファイナルは決まりきった日常茶飯事ではない、そんなに簡単に、必ずたどり着くとは限らないものであることを。額に汗して掴み取らなければならないものなんだ。勝利の価値は果てしなく高い、敗戦は厳しいものだ、と同時に逆に今まで出してきた良い結果の重みを、別な形でその意味をわからせてくれる。

Q:
だから、Fischi(ブーイング、Tifosiの抗議の口笛)は狭量だと思う?

A:
ん~、なんというか、いや・・・。自分の不満を文句や口笛で表現するのは文化的、ノーマルなことだ。僕は常にSan Siroを「わかっている者たち」の集まる場所であると確信してきた。カルチョを理解、把握している者たちの。彼らが爆発するときは、それは本当に憤慨しているということだ。もちろん、僕たちにとっては、後押しをしてくれる観衆のほうが、背中を向けられるよりはいい。でも、まぁ結局、自分だけでやり遂げることもできなければいけないんだ。

Q:
君はTifosiにとってのシンボル、心の支えとなっている。

A:
それはわからないな、僕は気がつかない。率直に言って、何かが変わったのか、良い方へ向かったのかどうかはわからない。僕は地道に仕事をしているし、自分自身の道というのがある、でもこれらは、繰り返すけど、正直なところチーム無しには絶対できないものだ。君に例えを言おう:イタリア(ナショナルチーム)のCentrocampo(中盤)は僕とリーノ、アンドレアで構成している。もし事が悪い方向へ進んで、そしてCT(監督ドナドーニ)が僕たちを改めて起用したら、メカニズムからいって何が起こるかはわかっている:評論家たちやTifosiはいろいろ言い始める、何故こいつが出場するんだ?あいつじゃなくて、て。選手がよければチームがよくなるはず。でなければ、結果として矛先は個人へ向けられてしまうんだ。

Q:
どれだけの怒りや勝ちへの欲求を抱えて君は欧州選手権へ行くんだろうか?

A:
僕は実に2度もの悲しい経験を持っている。2002年ワールドカップと2004年欧州選手権のナショナルチームで24番目の存在として。残念ながらチームは23人しか招集できない。僕にとってこの年齢はAzzurroの満足を得るためのおそらく最後のチャンスかもしれない。そう、だから僕のモチヴェーションはものすごく高いんだ。

Q:
ドナドーニの冒険は上昇に始まった。

A:
勝利をすでに得ているグループがそこにあった、幾つか必要な選択、別の監督、様々なことが予想された。初めのうち僕たちは敗戦し、状況が難しくなった。少しずつドナドーニは僕たちを把握していき、僕たちもより彼をわかっていった。それぞれにはキャラクターがある、僕は監督がどんな人物かというのを心配はしない。おしゃべり好きであろうと、親しみやすかろうと、記者団に好かれようが嫌われようが。ただ、僕がわかっていることは、ドナドーニもこのグループも、その背には様々重要な経験を持っているということ、彼がよりグループを理解し始めたとき、グループが彼に従い始めたとき、おのずと結果はやってきた。

Q:
サッカー協会が彼に与えた不確実な立場は君たちを困らせるもの?(訳者注:F.I.G.C.はドナドーニに対して、おそらく「契約更新はするが、欧州選手権で準決勝進出が無ければこれは無効」という結果次第な条件を提示したと言われ、監督はこれを断っている。現時点で契約はEuro2008終了時まで)

A:
ノー、全然。一つの目標に向かって全員で働いている、ただそれだけ。これはクラブのレベルで日々起き得る問題だ。現状が将来に影響してくるものだから。ナショナルチームのそれとはかなり違う。

Q:
欧州選手権は、この苦しいシーズンの締めとなる。しっかりと充電するために、この夏はどう過ごすつもり?

A:
カンピオナートが終了したらすぐ、欧州選手権の前に1週間友人達と海でゆっくりしたい。ナショナルチーム(欧州選手権)の後は、たぶん家にいるだろう。7月12日までMilan Junior CampをCattolica(中部イタリア)でオーガナイズした仲間達の手助けをするつもり。ナショナルチームのことがあるから、おそらく最後の週だけの参加になるよう願っているけど。それはつまり、(Euro2008で)ファイナルまで行くってこと。

Q:
このインタビューをどう締めたい?

A:
早く、チャンピョンズや勝利のことだけを話せるように戻れることを祈っている。
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by celeste13zefiro | 2008-04-20 06:49 | MILAN
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