Forza Milan6月号からネスタ記事;
記事画像は、すでにUpしてあったこれ→Gallery ドイツで何が起こったか、今となっては結果がわかっていて、その大会に向かう彼の言葉を読むのはかなり複雑ではありますが・・・ シーズンが終わったばかり、アレッサンドロ・ネスタは自らの今期を振り返る。(「盛り返して、最後まで、最終日までもつれ込んだんだ。これを僕たちにとってメリットだっと言わなければ・・・」)、そしてドイツのワールドカップを見据える。ディフェンソーレは高いレベルのプレイを見せ、素晴らしい形でシーズンを締めくくった。これがナショナルチームでも起こるであろうことを願いつつ。 シーズンが再開するときにはしかし、サンドロの横には一人の仲間がいなくなる。Jaap Stam。彼とは、ラツィオ時代から特別なつながりを持っていた。 「彼がいなくなると寂しくなる。無愛想なようだけど、奥の奥のところでは、本当にいいやつなんだ。」 Q: シーズンを振り返って、特に君の印象に残るのは? Nesta; いろんなこと。一番には、ホームで対戦したユヴェントゥス戦を挙げたい。あの試合で、僕たちはすべてを見せた。Bianconeri(ユーヴェ)との違いを見せるために、自分たちの優れた力を見せるためできる限りのことをした。 逆説的に、しかしあの試合はブーメランのようなものになった。皆が(僕らも含めて)あのようなアグレッシブな試合を常に行うと予想していた。正直に言うとでも、僕たちのクオリティはあれとは違うものだ。 闘争心はもちろん欠かさない。しかし僕たちは、いつもクオリティをベースとした試合を展開してきた。 同じくカンピオナートで、連勝してきたことでスクデット戦線に返り咲いたのも大事なことだ。-14だったところから、最終日まで争うまでに。 Q: チャンピョンズへ移ろう。 Nesta; ヨーロッパでの僕たちの歩みに対しては充分満足している。僕たちが決勝へ進むのを阻んだのはバルセロナだけ、そして彼らが優勝した。(バルセロナはそして)僕たちを相手に非常に苦しんでいた。状況をよく眺めてみると、あのCamp Nouの試合、僕たちは試合をわからなくすることができるはずだった、シェフチェンコのあのゴールで・・・そしてそれがどうなったかはもう皆の知るところ。不服を立てるのは無駄だ。 必要なことは、新しいシーズンをスタートする準備が整っているということ。目標をしっかりと見定めて。 Q: 今シーズンは、いろいろあったけど、君はゴールも決めたね、なんてゴール! Nesta; ほんとうに。僕の“陳列ケース”の中に並ぶあれ、San SiroでのChievo戦のゴール。重要なものだった。あれはデリケートな試合の大事なときに入ったゴールだったから。それに、いいゴールだった。たとえ誰かが僕を落胆させようとしたとしてもね。冗談で、あれは僕がクロスをしようとしてたと言ったりして。でもそれは違う。 Q: カンピオナートもCoppaも、変わりは無かった:君たちは最後までコンディションを見せ続けた。 Nesta; 同意するよ。僕たちは厳しい時期を過ごした。それはでも、ゴールを浴びすぎるというだけのことだった。それらはしかし、僕たちのフィジカルな問題からくるものではなかった。多くの場合、それは集中力と注意力が欠けているからだと言われていた。僕たちはそれに対して(解決できるよう)仕事をし、結果を示した。アスレチックな部分は、僕たちのトレーナーたちの力で、常にレベルの高いところにあった。そのメソードで、僕たちはハードなスケジュールでの試合をこなしてきた。そのほとんどで、エクセレントなコンディションを保ちながら。 Q: コンディションはそして、ドイツでも保たれなければ・・・ Nesta; そう、もちろん。でも、シーズンとは明らかに違う時期に入る。当然、クラブチームのために注いだ分は、エネルギーが消耗している。しかし、休む時間、取り戻す時間も与えられている。シーズン最後の大仕事に立ち向かうために。これ(ワールドカップという大仕事)を望まない者は一人としていないだろう、それどころか・・・ Q: ドイツに集中する前に、少し、君の友達Jaap Stamについての気持ちを聞かせて欲しい。 Nesta; 本当にすごくいい人なんだ。彼が離れていくのをとても残念に思っている。僕は彼を好きだ(仲良しになっていた)から。彼とともに、僕はラツィオでもミランでもとてもいい時を過ごした:ロッソネーロ(ミラン)では、本当のスタムを見ることはできなかった。残念ながら、故障のために多くのストップを余儀なくされたから。その中で特に長く離脱していたのは、足首を手術せざるを得なかったから。それと、これまた残念なことに肩を痛めてしまって、彼の別れの前の最後の数試合に欠場。 ピッチでは、素晴らしいプレイを見せた。仲間を助けるためにいつでも準備万端。ピッチの外では、彼は更にグランデだ。その優しさと、あらゆる問題に対するその冷静さ、そして、どの相手に対してもリスペクトを守る。 寂しくなるな、彼のあのぶっきらぼうなところも。でも、芯の、奥のところでは本当にいいやつなんだ。 Q: ではワールドカップについて。どのような感触を? Nesta; もしもう数歳若かったら「足が震える」って言うだろうね。でも今は違う。 仲間たちと過ごしてきた経験が僕を助けている。いい試合をするために、僕たちはまとまっているんだ。真のチーム。もちろん、自分のナショナルチームのMagliaを身につけるってことは、興奮、緊張するものだ:祖国の色を守らなければならない。何千万というTifosiが僕たちを見ている。ピッチに立つのは、何かを勝ち取るため。その何かは、僕ら皆がカルチョを始めた頃から夢見てきたもの。 Q: 国境の近くで試合するというのは、より興奮するもの? それとも日韓のほうが魅力? Nesta; 答えを出すのは難しいな。このようなレベルでプレイするときは、そのどれにも価値がある。スタジアムという視点で見ると、話はちょっと違ってくる。それは、建築物によって、より魅力を感じさせられたりするから。もちろんどんなときにも100%を発揮するつもりでいても。 家(自国)を遠く離れるということは、自分の思うように動けないという感触も与える。国の近くでプレイするというのは、より気持ちが楽だ。不思議な感覚、説明しにくいね。 Q: 君たちがいるグループはどう思う?大勢が、楽なグループだと考えているが。 Nesta; そうは思わない。同じ感覚を、僕らの敵もピッチへ上がったときに感じるだろう。皆、恥の無い試合をしたいと思っている。前進したいと、そのために勝ちたいと。すべての試合には、細心の注意が必要になってくるだろう。 Q: 他の敵に対しての判断は? Nesta; ブラジルは明らかに優勝候補だ。それと、他にもサプライズがあるだろうね。名前?あまり手の内を明かしたくないね。 Q: 私たちのカルチョに吹き上がっている嵐が、影響を与えると思う?何らかの形で。大会を進めるにあたって。 Nesta; わからない。それを考えたくも無い。 はっきりしているのはひとつ:これらのすべては、絶対に綺麗な状態へ持っていかなければならないということ。僕たちは今、自分たちのカルチョに対して重要なアピールをできる、しなければならない大会に向かっている。大いなる勝利への希望と、適切な謙虚さ(これはいつでも邪魔なことではない)と、確信と、必要性と。あとは、それぞれに決断を下すべき者が判断していくだろう。 Q: この大会に違いを見せるために、主役になるであろう者3人の名前を挙げるとしたら・・・ Nesta; 僕のチームの誰かが、その違いを見せてくれるよう祈ってる。 名前?ジラ、ピルロ、そしてピッポ! Q: ワールドカップを観る人々へ、何を特に感じて欲しい? Nesta; 喜びと(何も他のことにとらわれず)気楽にカルチョを追えること。すべてのTifosiが待ちに待ったこの大会を。 カンピオナートもCoppaも、激しく魅力的なものだ。でもそれは当然のごとく、人々を分断してしまう。Mondiale(ワールドカップ)は違う。皆がひとつになれる。これはとても美しいことだと思うんだ。 Zefiro Home
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| 2006-07-19 20:31
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