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こうやって支払っていた
本日5月11日La Repubblicaより:

記者はMarco Mensurati
(彼はCalciopoliを最も深く追っているジャーナリストの一人で、先日Calciopoliという本を出した人物)

ユーヴェの元重役語る:こうしてモッジは主審たちに支払っていた

トリノ:2つの約束から。まず最初に「これから私が話すことはすべて証拠があり、提示することができる。」 2つ目「自分は現在ユーヴェとは裁判中である。1984年に私はBonipertiと仕事を始めた。素晴らしい人物だ。それから2005年9月、その頃すでにGiraudoとの関係が悪化していた私は、クラブを去ることを余儀なくされた。」
Maurizio Capobianco、ユヴェントゥスの元重役、ストレートに語る。

今日まで、その捜査にはどうしても弱点が存在した:何故に、主審たちはMoggi&Coに従わなければならなかったのか。
今、ここに“どのようにして主審たちは利益を得ていたのか”が明らかになる。Capobiancoは説明する。「私は、2005年9月に初めてその事実を知った。少なくとも4ケース、主審やF.I.G.C.職員や、そしてCovisocの人間に莫大な利益を与えている。」


Q:
莫大な利益?

Capobianco:
クラブから貢がれたもの、それらは現金化が容易なもの。主審たちと親戚ほどに付き合うための手段。

Q:
その言葉は非常に重いものですが、それをおわかりですか?

C:
そのどれもが、必要とあれば証明できるものです。

Q:
この件は、いつ頃のことでしょうか?

C:
これは1995年のGiraudo-Moggi運営が始まった頃です。

Q:
主審は誰々だったのですか?

C:
今のところ、それに答えるつもりはありません。

Q:
現金としてどのくらいの額になるのでしょう?

C:
毎回の提示額が20~25Milione リラです。

Q:
盗聴によると、BergamoとPairetto(どちらも元主審選択責任者)はユーヴェと非常によい関係だったと判断されていますが。

C:
Bergamoは知らない、しかしPairettoはユーヴェが家のようなものだった。

Q:
その「貢物」は、彼らへ贈られていたのですか?

C:
今は、これ以上のことは言いません。私の目的は、この諸々の件に関して真実を明らかにすることに貢献するというのみ。 しかしPairettoについては、ひとつだけ話すことができます:2000年に彼はローマ(クラブ)のRolex事件を取り上げた。まさにその数ヶ月前、1999年10月に、ユーヴェから車を受け取っていたのだ。そしてそれは、クラブに返されていないはずだ。

Q:なぜ、今これらのことについて語るとお決めになったのですか?

C:
何故なら、Calciopoliの前に私が見ていたことは、あとになってそのつじつまが合ってきたからです。今になってやっと、ひとつのクラブがどのように、その100年以上の歴史を崩壊させたかがわかる。主審、ジャーナリストや規律と共に。

Q:
ジャーナリストというところから始めましょう。

C:
ジャーナリストたちに関してユーヴェは、彼らのうちの一部の人間に非常に近しい関係を持っていた。
少なくとも1つのケースが。シーズン初めにコミュニケーションに関するプロジェクトを検討するための契約が終結した。そして6月にユーヴェがスクデットを獲得したら、クラブはその賞金をプロジェクトに活用すると決めていた:プロジェクト、それはもちろん決して陽の目を見ることのなかった。

Q:
ジャーナリストたちへのスクデット賞金。ではユーヴェに関する捜査はすべてを物語っていますか?

C:
ほとんど。
Semana Srl、Giraudoが強力に推して2003年7月に設立された会社、それはユーヴェが30パーセント関与している。これに関してはあまり語られていない。

Q:
どういうことなのでしょう?

C:
Semanaを通して、MoggiとGiraudoは、Pisanu法(スタジアムのセキュリティに関する法律)を犯し、Curvaに対して金を出していた。試合ごとに支払われていたのは何万ユーロにも及ぶ。Curvaのパフォーマンスや横断幕、様々な用途に使うため。

Q:
Semanaは何のためにあるのでしょう?

C:
スタジアムやその周りのあらゆる活動に関するものを運営するため。少なくとも私が(ユーヴェに)いた頃、2006年3月あたりまでは、ユーヴェが契約時点で予定していた商品の額が20パーセントはUpしていた。Samanaは、30パーセントがユーヴェのもの、そして残りの70パーセントはGiraudoに渡っていたということは言っておかなければ。

Q:
しかし彼(Giraudo)は、今ユーヴェとは全く関係無いところにいますが。

C:
私の知る限りSemanaはいまだに運営されています。Giraudoはまだユーヴェの2パーセントを保持し、これにより彼はBianconeroの大株主の一人です。またBettegaもコンサルタントとしている:私の記憶しているBettegaは、クラブ内でMoggiとGiraudoのミーティングすべてに参加していた。
今はSecco(Alessio 現スポーツディレクター)がすべてを決定しているが、Moggiがいる頃は彼の了承無しには決して何にも指一本触れることはできなかった。
(中略)
Cobolli Gilliの新しいユーヴェ・・・なんて呼ばれているが、しかしBertoliniを配下にしているのだし・・・

Q:
Bertolini、スイスへMoggiのSimカードを購入に行った人物。

C:
そうだ。それがまだクラブにいる。公式オブザーバーを務めている。しかしなんとも、我々のカルチョの歴史上最悪のスキャンダルに関係した者を、いまだにクラブに抱えている・・・

Q:
Moggiのスイスラインは一度も発見されなかったのですか?

C:
ほんの欠片だけ・・・一度、Gastaldo女史(元ユーヴェ経理責任者)が私のところへ来て言った。「あのBertoliniだけど、スイスの携帯チップを山のように持ってるけど何をするのかしら?」 彼女は非常に困っていた。何故なら彼はMoggiから何か命令されると彼女のところへ行き、3~4Milion Euroの現金を受け取りスイスへ飛んでいたからだ。そうやって、会計には穴ができる。Gastaldo(2005年までユーヴェにいた)は、非常に真面目で仕事が細かい。何度か、私にその穴を埋めるためプライベートで時計やクラブの貴重品でも売ってくれと言ってきた。

Q:
ユヴェントゥスと時計とでは、妙な関係だと見られますが・・・

C:
10年間の間に、私は何百個の最高級ブランド時計が出たり入ったりしたのを見ました。Jaeger Le Coltre、Frank Muller、Cartier、Girard Perregaux、Bulfari。行き先は同じ、一部のジャーナリストの友人たち(選手やスタッフはもちろん)を除いては、Giraudoが秘密に隔離していた。Gastaldoにその数量を確認させないように。

Q:
共犯について話しましょう。Fabiani、メッシーナの重役はMoggiと共に主審たちの世界を牛耳っていました。貴方はそれを見られましたか?

C:
MoggiとGiraudoはF.I.G.C.でやりたい放題だった。私は一度、選手が麻薬を吸ったのがどのように隠蔽されたかを目の当たりにし、ショックを受けた。97年にUEFAが発見し、それをF.I.G.Cに連絡した。しかしそこで止まってしまったきりだ。

Q:
GEAについては?

C:
一度Gastaldo女史が指摘したのを覚えています。2004年12月にクラブからコミッションとして250.000Euroを、ローマのジャーナリスト協同組合に支払った。Gastaldoが言うに、その中にGEAが入っていると。

Q:
このインタビューが、貴方を世間の大きな目に晒される危険を孕んでいることをご存知ですか?

C:
私がユヴェントゥスにいた最初の10年間は、プロフェッショナルとして人生で最も素晴らしいときでした。これは、私がやらねばならない義務だと考えています。

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by celeste13zefiro | 2007-05-11 18:55 | CALCIO
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