Forza Milan7月号からピルロ独占インタビュー:
記者はRaul Romano 「カンピオーネとして1年」 ワールドカップとチャンピョンズリーグ。10ヶ月の間にアンドレアは最高のものを家に持ち帰った。特に、苦悩に苛まれたこのシーズンに、世界中のカルチャトーレたち誰もが切望しているトロフィーを2つも獲得したのだ。まず、ナショナルチーム最高のそれ、次にクラブレベルで最も名高いそれを。しかし彼は、当然の価値として与えられた長い休養の後、そこで留まる気は全く無い、勝利の道を歩み続けるつもりだ。家庭の穏やかな生活、ヴァカンス、カルチョの試合を切り離したこの時間は、バッテリー充電に必要なこと。 Q: ベルリンからアテネまで、君は強烈な10ヶ月を過ごしたね。こんなに短い期間にこれだけの獲得ができると、君は予想していたかい? Pirlo: 正直に言うとノーだ。今までのシーズンで、すでにいろんな勝利を収めていた。クラブの努力とチームのプレイのおかげで。そこで留まったとしても僕は充分幸せだったし、幸運に思うし、満足していた。ところが、たったの数ヶ月の間に、強く望んでいたトロフィーを2つも獲得できた、ワールドカップとチャンピョンズリーグ。信じられないほどの感動だ。 Q: アテネの大勝利は、もうそこからは上昇していくしかないような状態のこのシーズンの成就という・・・ P: もちろん、この月日が複雑なものだったというのを否定はできない。僕たちはそれをフィジカルなレベルで相対してきた。他のシーズンに比べて、メンタルの部分で更なるものを必要とした。ハンディキャップを持ってスタートするのは決して容易なことではない:大勢が、僕たちに対してより重いペナルティを望んでいた。僕にとってはでも、スポーツジャッジが下した裁定は充分なものだったと思える。 イスタンブルのファイナルを計算に入れずに、この5年間で2つ目のCoppa獲得、僕たちはこれを大切に抱きしめていたい。また、このチームの周りで非常に強い疑惑が取り巻いていたときの勝利であることも言い添えたい。あまりに多くの者が僕たちを「終わった」「擦り切れた」「年寄り」、そして「モチヴェーションが無い」と判断した。同じことがドイツでも起こった。結果が出ると共に、僕たちの中に誇りが高まってきたんだ。それと同時に闘争心の炎も。 しかし、これらの要素を持たなくて勝利することも可能だ:今までに僕たちは、しばしばイタリアやヨーロッパでそうやって勝ち抜いてきたことで証明している。 Q: 皮肉な言葉・・・ P: ノー、決して皮肉ではない。論理的な観点で、そして記録から分析されたものだ。シーズン初めに、どれだけ「反ミラン」の見出しを読み、言葉を聞かされてきた?多かった、ものすごく多かったよね。そして、僕たちの中にワールドカップに出場しヴァカンスを与えられなかった者がいるということを頭に入れていたのは極少数の人間だ。「カルチャトーレたちはたくさん稼いでるんだ、だからこれもやらなければならん」なんてセリフを聞かされるのはとても残念だった。誰だって、それぞれに考えを持つのは自由だ、でもカルチョはひとつのスポーツ、で、多くの他のスポーツと同じく、良いものを出すためにはフィジカルがベストでなければならない。休養がなければ、100%は出せない。 Q: アテネのファイナルに戻ろう。 P: ファンタスティックな夜、額縁に飾っておかなければ。チャンピョンズで優勝するというのは何かスペシャルなものだ。ミランは本当にDNAの中にヨーロッパが組み込まれているらしい:これがカンピオナートで優勝するより難しいとは言わない、でも、国境を越えたところで優勝するというのは間違いなく大きな魅力だ。 Q:スクデットのほうが難しいと言っていた者への答えは? ガットゥーゾは「(カンピオナートの)10個分の価値」と言っている。 P: いや誓って、議論を生むつもりは無いよ! カルチョは勝利があって敗北があるから、スポーツの健全なライバル意識があるから美しいんだ。それには「嘲笑」も含めて。リスペクトの域を超えない限りは。 チャンピョンズが(カンピオナート)10個の価値があるかどうかはわからない、でも、勝ち続けられるものなら喜んでっていうのは言いたい! Q: 対リヴァプールでは、あのイスタンブルの信じられない敗戦からリベンジの空気が流れていた? P: ノー、そんなことはない! 僕たちはあのCoppaを勝利するためにアテネに行ったんだ、そのピッチにリヴァプールがいたことは、その戦いに更なる敬意をもたらしたというくらいのものだ。もちろん、誰にだってあのトルコでの戦いが脳裏に浮かんだだろう、彼ら(リヴァプール)にも。だからといって、僕たちの仕事が過去の何かに基づいてなされたものではない。重要なのは「現在」、僕たちはあの夜を、できるだけいい形で過ごしたいと望んでそこにいた、そして目標を達成した。PKのリスクを避けながら! Q: セットプレー、でもあれはラッキーだった。 P: そう、あの先制は。カカ’が、最初のゴールに繋がったあのボール(FK)を獲得したのはブラボーだったと言いたい。ほんの一瞬だけ、(自分が蹴ったFKの)ボールに誰も触れないことを願ったんだけど、でもその後ピッポの体がボールの方向を変えたことがわかって、ともかく嬉しかった。とっても重いゴールだ、それにハーフタイムに入る直前だったし。 Q: ということは、1-0のほうがいい。3-0よりは・・・ P: イスタンブルのことはあったけど、それでも3-0のほうがいいよ。アテネはでも、すべてが違っていた。彼らはいい試合をしていた、時に僕たちを苦しめながら。たとえ彼らにはほとんど危険なアクションが無かったとしても。 僕たちは作り出したチャンスをうまく活かした、そして試合後半に2つ目も成功した。 Q: インザーギにとっては、チャンピョンズ決勝で2ゴール、これは何かのマジック? P: ほんとうにそうだと思う。彼のような男には、ゴールすること、闘争へのエネルギーが生きていくための理由だ。あいつが2つのゴールのあとにどんなに興奮していたか見た?最初のでは、看板を飛び越えてった、2つ目ではまるで感電してるみたいだった。時々それを皆でからかうんだ、でも、世界で最もゴールを多産する選手の一人になったのは、彼のまさにそういうキャラクターのおかげだと思う。ピッポは大きな喜びを見出した、でも僕たちだって、全く同じ思いができたんだ、信じてくれ。 Q: 君のとても仲良しの友達は、Maglia AzzurraにStopと言った: サンドロ・ネスタ。 P: ものすごく残念だ。ナショナルチームにとって大きな損失になるだろうと思う。彼の存在はその経験と品格でいつも違いのある試合を作り出してきた。これを(彼がいなくなることで)変えていく必要があるだろう。 でも、この決定は長い間熟考してきてのものなんだろうとも思う、彼にとって最良の。 ナショナルチームでプレイしないということは、より疲労回復できるという意味でもある。足にとっても試合出場数が少なければ、よりフレッシュな状態でクラブに尽くすことができる。 僕にとっては残念だ。しかし、彼の決断を尊重しないわけにはいかない。 Q: では今、他の選手への扉が開くかもしれない、大きな進歩を続けている彼:ダニエレ・ボネーラ。 P: 本当だ。ダニエレは、センターのポジションでの非常な強さを示した。時間と共に成熟しつつあり、経験も積んでいる。サンドロには立派な後継者がいる。 Q: シーズンが終わり、君は今、休養期間を堪能している。 P: ほぼ2ヶ月のね。去年は僕たちの大勢がほとんどヴァカンスできなかった。7月20日過ぎに再開して、調整し取り戻す時間が持てるだろう。長いブレークは僕たちに(カルチョから)切り離す機会を与え、新しい闘争の年に準備万端で戻ることができる。 Q: ということは、あと数日で再び会える。 P: そう、もうすぐミランのTifosiともまた会える。彼らは本当にいつも僕たちの傍にいてくれた。先シーズンもだからチャンピョンズリーグの頂点に達することができた。この勝利を僕は彼らにも捧げる。 来シーズン、僕たちは多くの目標がある:カンピオナート、チャンピョンズリーグ、世界クラブカップ、SuperCoppa Europea、そしてCoppa Italia。皆で一丸となって、それらをすべて獲得するんだ。 Zefiro Home ミラネッロ再開7月23日はもうすぐ・・・
by celeste13zefiro
| 2007-07-17 15:20
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